高校野球ドットコムから、良質な記事が掲載された。
「乗りかけた船」と捉え、もう一歩踏み込んで、 千葉・高校野球を展望します。
>河嶋 宗一
ライターの河嶋氏、千葉の高校野球に精通した方とお見受けする。
ただ、ここのところ「書かされている?」と思わせる「香ばしい」記事が目立つようです。
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観戦をベースとした主観に基づく、*観戦していないチームは含めていない
<千葉県高校野球ランキング>
S 習志野
A 木更津総合・拓大紅陵
B 拓大紅陵・成田・中央学院・千葉黎明・専修大松戸
C 銚子商業・学館船橋・志学館・千葉学芸、東海大望洋・我孫子東
観戦していないが有力と思えるチーム
東海大浦安、千葉明徳、千葉経済、千葉商大付
*青地:上記の記事で取り上げられた高校
*赤字:東部地区
2/21(金) 12:20配信
4月8日から開幕する春季千葉県大会地区予選。すでに昨秋のベスト8以上の8校が免除で県大会出場。さらにシードで、1回勝てば夏のシードが決定する。地区予選に参加する学校は地区予選、県大会に2勝以上しなければシードを得られない。そこをめぐっての争いは毎年熾烈。「戦国千葉」と呼ばれるように、千葉県はいきなり夏に浮上する学校が多くあるため、多くの学校をマークしておきたいところ。今回は春の地区予選の見どころを紹介したい。
【第1ブロック】出場枠6
千葉市の学校が中心で、出場校数が最も多い第1ブロック。昨秋は1校もベスト8に残れなかったため、全校が出場する。昨秋、木更津総合と競り合いを演じた千葉明徳は京葉工と対戦。速球投手への対応力が高い打者が多く、守備力も高い。攻守で見れば、ベスト8クラス。ただ毎年、130キロ超えの投手が多かった投手力については、未知数。オフのトレーニングによってどれだけ伸びるかが夏のシード獲得のカギになりそうだ。
千葉経大附は元西武打撃コーチだった森博幸監督、甲子園常連の山梨学院の部長としてチームを支えた松崎将部長のタッグで立て直し中。昨秋は銚子商に1対2と競り合いを演じ、少しずつ前進は見せている。初戦は磯辺と対戦。他では柏井、千葉工と同ブロックだ。
<コメント>
>千葉明徳
過去最高成績
春 2009年県大会優勝⇒関東大会ベスト8
夏 2013年千葉大会ベスト8 東海大望洋6-0千葉明徳
秋 2015年県大会準優勝 木更津総合12-1千葉明徳⇒関東大会1回戦 桐生一7-0千葉明徳
観戦していない、私にとっての未知の強豪。
2017年オリックスドラフト2位
鈴木 康平(登録名・K‐鈴木、国際武道大〜日立製作所)
<2/22訂正>
>7/21、ゼットエーボールパークで行われた3試合を観戦しました。
結果は、
第一試合 木更津総合 8-1 東京学館(8回コールド)
第二試合 千葉明徳 7-5 市立柏
第三試合 銚子商業 5-7 市川
>千葉経大附
当初有力校に加えていた。
11月に開催された「千葉市内大会」1回戦
千葉東12⑤2千葉経大附
の大敗。
一体何が起こったのか、といぶかしく思っていたところ、11/26不祥事が報道された。
文字通り、
>立て直し中
と思われる。
【第2ブロック】出場枠5
実力校・市立船橋と県立船橋が同ブロック。両校が代表決定戦まで進めば、対戦が実現する。この春の地区予選でも注目のブロックだ。千葉日大一、日大習志野が同ブロックだ。打力は県内トップクラスを誇る東京学館船橋は実籾と対戦。須藤海人(2年)、4番町田蓮太郎を中心とした打線は脅威。ただ投手力が高かった前チームと違って顔ぶれが大きく変わり、投手力の底上げが重要となる。
<コメント>
>市立船橋
昨夏ノーシードから勝ち上がりベスト8。延長11回8-7中央学院との死闘が記憶に新しい。秋も前評判が高かったが、県大会1回戦で2-4県立船橋に敗れた。
両校地元の@船橋市民球場は、判官贔屓で県立船橋に対する応援一色だったらしい。
>東京学館船橋
秋ベスト8を賭けた成田戦。
大技小技と攻撃が多彩。8回の拙攻(走塁ミス)が無ければ、流れは学館船橋だった。
9回裏に逆転スリーランを浴びて、8-9成田でうっちゃられた。
【第3ブロック】出場枠5
毎年、強豪私立同士が初戦から激戦を繰り広げることで有名な第3ブロック。今回はうまくばらけた。千葉商大付は小金と対戦。東海大浦安は松戸国際と対戦。東海大の助監督を歴任した瀬戸康彦監督のもと着々と力をつけている東海大浦安は木更津総合戦で好投を見せた恒田英寿、巧打者・薬師寺大輝など好選手が多い。また、初戦から代表決定戦に臨む東京学館浦安は市川東と国府台の勝者と対戦。
【第4ブロック】出場枠5
注目は日体大柏と西武台千葉が同ブロック。日体大柏はエース・箱山 優は最速143キロを誇る本格派右腕。昨秋は登板回避したが、その分、多くの投手を底上げできた。やはり春は怖い存在となりそう。西武台千葉も昨秋、中央学院に敗れたが、ここぞという集中打が怖いチーム。また初戦から代表決定戦を迎える流通経済大柏は流山おおたかの森と流山南の勝者と対戦。流通経済大柏は130キロ中盤の速球を投げ込む小原大輝、昨年から経験している高橋 遼など打力が高い選手が揃う。
また、市立柏、柏陵、麗澤などが揃ったブロックも見逃せない。
【第5ブロック】出場枠5
投手力が高い千葉英和は我孫子二階堂と対戦。毎年、秋、春とも上位に入る千葉敬愛は四街道北と対戦。昨夏準優勝の八千代松陰は白井と印旛明誠の勝者と対戦する。公立の実力校と私学の実力校が対決する構図となっている。
千葉汐凱(ゆうが)投手
【第6ブロック】出場枠5
成田市、銚子市、旭市など東総地区がまとまった第6ブロック。昨秋、習志野と競り合いを演じた千葉黎明は代表決定戦から初戦を迎え、佐原白楊、東総工の勝者と対戦。千葉黎明は好左腕・千葉汐凱は投打の柱。さらに投打の底上げを図り、シード獲得を狙う。また、県内有数の遊撃手・常世田 翔太などポテンシャルが高い選手が揃う銚子商は佐原と対戦。勝ち上がると市立銚子と東京学館の勝者と対戦。
また2016年から4年連続で、高卒、もしくは大卒経由で徳島インディゴソックスに輩出している横芝敬愛はセンターラインを中心に潜在能力が高い1年生がいる。ゆくゆくは高いステージで活躍できる可能性を持った選手とのことだが、まだ実戦経験が少なく、公式戦で力を発揮できる選手になるために、いろんなトレーニングを積んでいる。
また、秋に悔しい思いをした2年生とともに徹底強化中。昨春の地区予選で敗れた多古と同ブロック。能力の高さを公式戦で発揮できるか。
【第7ブロック】出場枠4
昨秋ベスト16の千葉学芸は長生と大多喜の勝者と対戦。スラッガー・有薗直輝、板倉颯汰など打力が高い選手が揃う。昨秋登板がなかった速球派右腕・小芝永久など投手陣の底上げが課題となりそうだ。昨秋ベスト16の東金は茂原と長狭の勝者と対戦する。
【第8ブロック】出場枠5
なんとベスト8が4校入り、一部不参加の学校もあり、なんと1回戦なしの代表決定戦が2カードもある。いきなり代表決定戦を迎える市原中央は君津商と対戦。昨夏ベスト4の市原中央は本格派右腕・入口 翔太、左腕・伊藤 駿介、技巧派右腕・兼岡守と投手陣が残り、打者では捕手・小関寛太、快速センター・野関大地と経験者が多く、上位進出に期待がかかる。また第8ブロックの実力公立校・袖ヶ浦は京葉と木更津高専の勝者と対戦する。
県大会出場できる40校はどこになるのか。どの地区からも見逃せない戦いが続きそうだ。
河嶋 宗一
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千葉黎明の練習試合を取り上げた記事を紹介したい。
千葉黎明が志学館に勝利、プロ注目の左腕・千葉6回無失点
高校野球秋季千葉大会3回戦で、優勝した習志野に敗れた千葉黎明が30日、今季の対外試合最後となる練習試合を千葉・八街市の同高グラウンドで志学館と行い、主力同士の第1試合は5-0で勝利した。
千葉黎明は、志学館を秋季大会千葉8強に導いたプロ注目のエース右腕・相馬綾太投手(2年)から二回に先制し、七回に3本の長短打などで2点を追加し、相馬の降板後にも九回に2点を加えた。プロ注目の先発左腕・千葉汐凱(ゆうが)投手(2年)が変化球を巧みに使い、6回を3安打無失点に抑えた。
秋季千葉準々決勝で拓大紅陵にサヨナラ負けした志学館から4打数1安打の主将、佐久間康祐内野手(2年)は、「秋に負けた習志野を倒して甲子園をめざしてやっていきたい」と意欲を示した。“打倒・習志野”、“打倒・拓大紅陵”を強く意識し、来夏の千葉代表を狙う両校も来春以降注目される。
<コメント>
オフシーズン(対外試合禁止)に入る前日、秋の大会で注目された相馬綾太投手率いる至学館と対戦していた。
練習試合だが「完勝」の内容だったようだ。