第93回選抜高等学校野球大会の組合せ抽選会が2021年2月23日、オンラインで行われ、32校の初戦16試合の組合せが決定した。大会は3月19日より13日間、阪神甲子園球場で開催される。
1ヶ月を超える準備期間がありました。
相手投手が今大会指折りの球速を誇る投手ですが、攻略が出来ない訳ではないと捉えていました。
畔柳 投手の立ち上がり、先頭打者と2番打者が共に初球を打ち鋭い打球を飛ばしました。
1番 黒須 堅心(三) 中飛
2番 大森 駿太朗(二) 中安
大森盗塁 1アウト2塁(⇒その前のパスボールで進塁せず)
4番 吉岡 道泰(左) 四球 2アウト1,2塁
次打者が凡退しましたが、充分な速球対策をしてきたことが明白で、期待充分な立ち上がりでした。
2回表には、二死ランナーなしから、
8番 加藤 大悟(捕) 中3 (ストレート 143km/h) 2アウト3塁
次打者凡退
長打も飛び出しました。期待が膨らむと同時に、先制できなかったことに不安が擡げてきました。
専大松戸の野球の質は、打ち勝つ(含む相手の自滅)野球だからです。
打てなくても点を取る野球(采配)ではありません。
持丸監督の長い指導経験からくる結論です。
伸び伸びと選手を動かし、ノーサインを理想としています。
相手の隙を突く『緻密な野球』ではありません。
<抜粋>
いずれにしろ、持丸監督が、標準的「強豪私学」を志向していることはない、と結論づける。
長い指導経験から来る達観がもたらした、
>生徒を信じるってこんなにやさしいことなんだと。だから今夏の大会ではほとんどサインを出さなかった。好きなように打て、と。
が、
時に「無策」に見えるのではないか。
いずれにしろ、習志野が脈々と受け継いできた「緻密な野球」とは対照的である。
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結果;
深沢 鳳介投手の投球は期待通り。球速も140K(昨秋の最速を6キロ上回る143K)を越えてきた。
秋は、球数が多かったが、制球力も向上。申し分ない内容だった。
では、何故接戦を物に出来なかったのか。
① 中京大中京が隙を与えなかった。そもそもこのレベルで自滅は期待できない。
② 専大松戸の野球の質が、走塁・小技を絡めて相手の隙を突き「試合を動かす」ことをそもそも思考していない。
③ 高めの速球(ボール)に、最後まで手を出し続け、相手投手を助ける。
犠打1、四死球2
9回最終回の攻撃から試合終了後に、気になったアナウンサーの発言。
選手に「涙」
深沢 鳳介投手のインタビュー;
「楽しむことが出来た」
千葉代表校・専大松戸を応援していたが、
個人的には、違和感がある。
『勢い』に乗れば・・・が前提では、全国レベルで勝ち進むのは難しい、ということが、改めて感じられた惜敗だった。
常総学院VS敦賀気比の試合終盤を視聴していたが、サヨナラのピンチをしのぎにしのぎ流れを呼び込むゲームだった。
持丸監督の前任でもある常総学院は、徹底的に
>高めの速球(ボール)に
手を出さない、ことだろう。
同じ関東代表校(隣県)に、大きなヒントを与える接戦でもあった。
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<追記>第3試合
『全国』的強豪私学の一角・健大高崎が完敗した。
*『全国』=全国から優秀な選手をスカウトしている
天理:達 孝太 - 政所 蒼太
健大高崎:野中 駿哉 、 今仲 泰一 、 高松 将斗 - 綱川 真之佑
<コメント>
昨秋の関東大会では、主戦投手( 今仲 泰一)を故障で欠いていたが、図抜けた打撃力で文字通り相手チームを粉砕していた。
天理・達 孝太投手は、将来性を含めて大会NO.1ではないか。
健大高崎打線は、その球速に差し込まれ、強振してのフライアウトを積み上げた。
僅か2安打。完璧に封じ込まれた。
天理は、打線の迫力も相当なもので、通用したのは、今仲投手だけだった。
故障明けのためか、4回1/3で降板したため、ダメ押しの2点を献上した。
<天理・選抜選出の勝ち上がり>
2020.10.04
令和2年度 秋季近畿地区高等学校野球大会 奈良県予選(出場校:38)
天理8 - 2智辯学園
2020.10.25
令和2年度 秋季近畿地区高等学校野球大会 準々決勝
大阪桐蔭11 - 4天理(7回コールド)
大阪桐蔭:松浦-田近
天理:達-政所
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高校野球に関心が集まる時期に、時折過去記事にアクセスが集中することがあります。原因はすぐに分かりました。
歪な指揮系統を持つ甲子園審判が、「度々」起こす誤審に批判が集中したようです。
延長戦での接戦を決定づけたのは、2つの誤審でした。
そして、その誤審に助けられたチームは、在日集団マスコミ(毎日新聞・NHKなどなど)が強力に後押ししているチームでした。
決して、偶然ではないでしょう。