一泊旅行の帰路、渋滞を利用して、試合経過を追いかけていた。
4月25日の試合
令和3年度 第73回春季千葉県高等学校野球大会 *シード校:緑⇒緒戦で3校が姿を消した。 | |
---|---|
2回戦 | 9 - 0 ⑦ 千葉県野球場 |
5 - 4 ⑩ 浦安市運動公園野球場 | |
8 - 3 ゼットエーボールパーク | |
7 - 2 浦安市運動公園野球場 | |
5 - 2 県立柏の葉公園野球場 | |
5 - 4 ⑪ 長生の森野球場 | |
12 - 2 ⑤ 県立柏の葉公園野球場 | |
11 - 0 ⑤ 袖ヶ浦市営球場 | |
5 - 0 千葉県野球場 | |
7 - 1 袖ヶ浦市営球場 | |
7 - 0 ⑧ 県立柏の葉公園野球場 | |
9 - 3 ゼットエーボールパーク | |
8 - 2 習志野市秋津球場 | |
9 - 0 ⑦ 長生の森野球場 | |
4 - 3 習志野市秋津球場 | |
4 - 1 千葉県野球場 |
① 5 - 4 ⑩
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計 H E
東京学館浦安0 0 0 0 0 0 3 1 0 1 5 8 0
千葉経大附 0 0 0 0 0 0 1 0 3 0 4 11 2
<コメント>
実績のある私立実力校同志の対戦。
前日に難敵・千葉敬愛にコールド勝ちした千葉経大附に『勢い』があると観ていた。
そろそろ不祥事による底から抜け出てくるタイミングとの予感もあった。
9回の攻撃にその一端が現れている。
先頭打者中安⇒中2と続き、1点を返し、無死2塁。
ここで代打小野拳聖。
3-2のカウントからファウル12球と粘り、中安。無死1,3塁
次打者は、死球。 ノーアウト満塁。
併殺。
千葉経大附3-4学館浦安
2アウト3塁
一転、追い込まれたが、左安タイムリーで、土壇場に追いついた。
この流れで勝ちきれないところに、あと一歩の難しさが出ている。
② 5 - 4 ⑪
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 計 H E
一宮商 0 1 0 0 0 3 0 0 0 0 0 4 9 4
東京学館船橋 0 1 0 0 0 0 3 0 0 0 1X 5 9 0
一宮商失策: 岩瀬光希(2回) 岩瀬光希(2回) 藍元希(5回) 松崎悠太(7回)
<コメント>
古豪・一宮商(第7地区)がリードしては、学館船橋が追いつく展開。
延長11回裏、一死後四球。
ヒットエンドラン⇒左安 1アウト1,3塁
この采配が、 勝負を決めた。
③ 12 - 2 ⑤
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 H E
市松戸 0 0 0 1 1 2 3 0
幕張総合 3 6 3 0 X 12 11 2
<コメント>
強打者がいることは知っていたが、県立幕張総合は、ノーマークだった。
④ 11 - 0 ⑤
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 H E
千葉英和 0 0 0 0 0 0 1 1
中央学院 9 1 0 1 X 11 12 0
<コメント>
中央学院の「冬場のトレーニング」の情報を持たない中では、
「予想通り」だが、
「想定を越える大勝」
という印象だった。
しかし、
>1月から2月にかけて紅白戦を行い、充実とした練習ができて、さらに解禁明けの練習試合でも結果を残し、
>3月に行った関西遠征
>相馬監督からもチームとしてバラバラになっていると指摘を受け、そこから日々の生活態度、挨拶、返事など基本的なことを徹底し、何事にも一生懸命に取り組むことを見直し、チームの状態は上向いた。
> 中央学院は攻撃の手を緩めない意味を込めて3回までに試合を決めるというテーマを持っている。昨秋の千葉英和戦では1点の先制をしながらも9回表に逆転負けした悔しい試合を味わっているからこそ出てきたテーマなのである。
上記を観れば、「必然」な事が分かる。
⑤ 5 - 0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 H E
銚子商 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 6 1
専大松戸 2 0 2 0 0 1 0 0 X 5 5 0
<コメント>
得点経過を観れば、専大松戸の危なげない「完勝」となっている。
専大松戸はエースを温存。
安打数は銚子商業6,専大松戸5。
これだけみれば、専大松戸は、効率の良い攻撃をしたようにみえる。
飯島 聖矢:1 2/3回、被安打2、四球4、失点2
椿 哲平: 0 2/3回、被安打2、四球2、失点2
2年生投手、特に飯島の制球難が修正できていない。
⑥ 9 - 3
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 H E
千葉明徳 0 0 0 3 0 0 0 0 0 3 8 2
習志野 3 1 0 4 0 0 0 1 X 9 15 0
【高校野球】習志野が秋初戦負けから夏シード 元ロッテ・橋本氏の長男・玖侑が3安打1打点に盗塁阻止
◆春季高校野球千葉県大会▽2回戦 習志野9―3千葉明徳(25日・ゼットエーボールパーク)
習志野が昨秋県8強の千葉明徳を破り、夏の千葉大会のシードを獲得した。元ロッテ捕手・橋本将氏の長男・玖侑(くう、3年)は7番・捕手で3安打1打点に盗塁阻止と攻守で輝いた。
初回に2点を先取し、なお2死一、二塁で右翼線に適時二塁打。5回に中前、6回にも右前に運び、「中堅から逆方向に打つ持ち味を出せた」。174センチ、75キロの背番号2は、2回に二盗を刺し、2年生のエース右腕・鈴木颯太を8安打3失点の公式戦初完投に導いた。
浦安中時代は父が監督を務めた吉川美南ボーイズ(埼玉)で3年時に主将。「捕手は目立たないけど、一番大事なポジション。抑えれば、投手のおかげ。打たれたら、捕手のせい。それだけ責任がある」と教わった。父は「中学3年間で、捕手として知っている全てを伝えた。(盗塁阻止は)安打よりうれしい」とスタンドで目を細めた。
玖侑は2019年センバツ準Vの先輩たちに交じり、1年夏に背番号18で甲子園出場。昨秋は地区予選で初戦敗退を喫し、厳しい冬を越え、最後の夏のシードをつかんだ。宇和島東(愛媛)時代に4季連続で聖地を経験した父は「甲子園でプレーする姿を見たい」とエール。息子は「一戦必勝です」と誓った。
<コメント>
相変わらず、小技を絡めた嫌らしい攻撃をしている。
そのことで、相手が浮き足立ち、ミスで傷口を拡げる。
気がつけば、点差が開いていく。。。
1回裏 習志野;
1番 小林 風太(中)
二ゴ失 ノーアウト2塁
*2塁を陥れている。
2番 乘松 唯人(二)
投バ安 ノーアウト1,3塁
*ミスによる動揺を見透かして、セーフティバントを仕掛ける
3番 竹内 雄哉(三)
遊ゴ 1アウト1塁 千葉明徳0-1習志野
4番 栗原 政悟(遊)
一ギ 2アウト2塁
*1アウト1塁の状況で、4番が送りバント
ここから連続タイムリー 千葉明徳0-3習志野
2回裏 習志野;
一死後、
1番 小林 風太(中)
初球、投バ安 1アウト1塁
次打者凡退。
3番 竹内 雄哉(三)
3-2のカウントで、2球牽制球。
7球目を遊安⇒悪送球を誘い
千葉明徳0-4習志野
*すっきりした安打は2本。バント3つを絡め4得点。
⑦ 4 - 1
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 H E
東京学館 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 6 1
東海大望洋 0 0 0 0 0 2 0 2 X 4 4 1
昨秋準優勝。旋風を巻き起こした東京学館が敗れた。
関東大会出場権を賭けた真剣勝負、昨秋の準決勝の先発メンバーと比較する。
昨秋準決勝、対専大松戸
東京学館
位置 | 選手 | 打数 | 得点 | 安打 | 打点 | 被投球数 | 通算率 | 本 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
(遊) | 栗飯原 龍之介(1) | 5 | 1 | 1 | 1 | 12 | .417 | 2 |
見三振
|
中飛
|
二ゴ
|
右飛(併)
|
右2
|
||||
(左) | 岡田 雅親(2) | 4 | 0 | 2 | 0 | 17 | .478 | 0 |
四球
|
右2
|
左2
|
遊ゴ
|
遊ゴ
|
||||
(二) | 矢原 慶人(7) | 3 | 1 | 0 | 1 | 21 | .250 | 0 |
死球
|
四球
|
左飛
|
左飛
|
投野
|
||||
(右) | 前田 大晴(4) | 4 | 1 | 1 | 0 | 21 | .333 | 0 |
遊飛
|
左飛
|
中飛
|
二安
|
四球
|
||||
(一) | 細越 陸(5) | 5 | 0 | 1 | 0 | 20 | .238 | 1 |
投ゴ
|
二ゴ
|
投ゴ
|
左安
|
三邪
|
||||
(中) | 升田 樹(6) | 3 | 0 | 1 | 1 | 17 | .333 | 0 |
三ゴ
|
見三振
|
四球
|
三ギ
|
中安
|
||||
(三) | 平尾 匠(3) | 3 | 1 | 1 | 0 | 21 | .167 | 0 |
捕邪
|
左安
|
四球
|
死球
|
遊ゴ
|
||||
(投) | 田中 千歳 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | .000 | 0 |
空三振
|
||||||||
投 | 根本 匠 | 2 | 0 | 0 | 0 | 12 | .538 | 1 |
投ギ
|
一ゴ
|
左飛
|
||||||
(捕) | 入山 歩望(9) | 3 | 2 | 2 | 1 | 19 | .333 | 0 |
空三振
|
右3
|
四球
|
中安
|
|||||
合計 | 33 | 6 | 9 | 4 | 164 | .332 | 4 |
2021/04/25 対東海大望洋
東京学館
位置 | 選手 | 打数 | 得点 | 安打 | 打点 | 被投球数 | 通算率 | 本 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
(遊投) | 粟飯原 龍之介 | 4 | 0 | 1 | 0 | 9 | .250 | 0 |
二ゴ
|
中飛
|
右2
|
遊飛
|
|||||
(一) | 細越 陸 | 3 | 0 | 0 | 0 | 19 | .000 | 0 |
遊失
|
左飛
|
四球
|
右飛
|
|||||
(二) | 矢原 慶人 | 4 | 0 | 0 | 0 | 12 | .000 | 0 |
遊ゴ
|
中飛
|
遊飛
|
投ゴ
|
|||||
(右中) | 前田 大晴 | 4 | 0 | 1 | 0 | 16 | .250 | 0 |
遊ゴ
|
中飛
|
遊直
|
左安
|
|||||
(中) | 升田樹 | 3 | 1 | 1 | 0 | 9 | .333 | 0 |
右安
|
二ゴ
|
中飛
|
||||||
打 | 秋山拓海 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 | .000 | 0 |
空三振
|
||||||||
右 | 弓井遥太郎 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | --- | 0 | |||||||||
(三遊) | 平尾 匠 | 3 | 0 | 0 | 0 | 20 | .000 | 0 |
投ギ
|
空三振
|
空三振
|
空三振
|
|||||
(投) | 田中 千歳 | 3 | 0 | 1 | 0 | 11 | .333 | 0 |
中安
|
三ゴ
|
中飛
|
||||||
投 | 高橋慶光 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | --- | 0 | |||||||||
三 | 鈴木翔太 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 | .000 | 0 |
見三振
|
||||||||
(捕) | 入山 歩望 | 3 | 0 | 2 | 1 | 22 | .667 | 0 |
左安
|
三飛
|
中安
|
四球
|
|||||
(左) | 岡田 雅親 | 4 | 0 | 0 | 0 | 11 | .000 | 0 |
右飛
|
遊ゴ
|
一ゴ
|
遊ゴ
|
|||||
合計 | 33 | 1 | 6 | 1 | 139 | .182 | 0 |
<コメント>
昨秋も試合ごとに打順を入れ替えていた。
昨秋の準決勝では、連投の 根本 匠を4回二死から投入した。
この日は、先発 ・田中 千歳が7 1/3回、失点4。
根本は登板せず。
エース・木村が粘りの好投 東海大市原望洋が秋準優勝の東京学館を下し3回戦へ
タイムリースリーベースを放った4番・堀川孝汰(東海大市原望洋)
昨秋、千葉県大会で準優勝を果たして関東大会を掴んだ東京学館。1番の粟飯原 龍之介を中心とした高い打撃力がチームの持ち味であるが、この試合では東海大市原望洋のエース・木村 旭が立ちはだかった。
常時130キロ台前半のストレートに、カットボールを織り交ぜる投球が魅力の木村。立ち上がりの1、2回はややボールが高めに浮いて得点を許す苦しい投球となったが、「4回からは低めに集めることができた」と語るように、徐々に投球に安定感が出てくる。
直球には伸びがあり、またカットボールはカウントも空振りも取れる。メリハリのある投球でしっかりと試合を作った。
木村の好投で徐々に流れが傾いていた東海大市原望洋は、1点ビハインドの6回裏に二死一、二塁から4番・堀川孝汰がタイムリースリーベースを放ち逆転に成功すると、8回裏にも5番・梅木 颯太のタイムリーなどで2点を追加する。
試合後半に主導権を掴んだ東海大市原望洋が、会心の逆転勝ちで2回戦を突破した。
試合後、東海大市原望洋の相川敦志監督は「木村はよく粘ってくれました。後半はコントロールが安定していました」と粘りの好投を見せたエースを称えた。
また木村自身は「逆転してくれて、後半は気持ちが楽になりました。これからも一戦一戦、大事に戦っていきたいと思います」と気持ちを緩めず、次戦に向けて気持ちを引き締める。
3回戦となる次戦は、県立船橋との対戦が決まった。どんな戦いを見せるのか注目だ。
一方、敗れた東京学館。
東海大市原望洋を上回る6安打を放ったが、ここ一番での一本が出ずに相手に流れを渡す形となった。市川知明監督も「大事なところで一本が出た、そこが東海大市原望洋さんの強さです」と話し、反省を口にする。
大会直前の練習でエースの根本 匠が負傷するアクシデントもあり、この試合では2年生の田中 千歳が登板したが、市川監督も「よく投げた」と労う好投を見せた。
秋の準優勝は、決してまぐれではないことはライバル校も認めている。夏までにチームを万全の状態に出来るか注目していきたい。
<コメント>
>大会直前の練習でエースの根本 匠が負傷するアクシデントもあり、
やはりだ。
ドラフト候補の東京学館・粟飯原、フェン直二塁打も凡退悔やむ「ミスが多かった」
<コメント>
>「細かいミスが多かった」
主力の粟飯原選手だけではなく、チームとしてのメンタル(+したたかさ)、それを引き出す、相手チームの分析を含む市川監督の経験値が課題であることを思い出した。エース根本欠場で、本来の力を出せなかったのだろう。
> 常時130キロ台前半のストレートに、カットボールを織り交ぜる投球が魅力の木村。
秋の状態であれば、打ち崩せない投手ではない。
関東大会では、曲者、國學院栃木・柄目(つかのめ)直人監督の策略にはまり、敗退した。
常時、上位進出するには、強打とプラスαが必要だろう。