「サイン盗み疑惑」の真相

1% control the world. 4% are their puppets. 90% are asleep. 5% know and try to wake the 90%. The 1% use the 4% to prevent the 5% from waking up the 90%.

選手権千葉県大会2回戦 #習志野 緻密な野球の練度が突出している・・・「標準以上の好投手」を、えげつない走塁でかき乱して、相手チームの状況判断能力(平常心)を崩壊させるまで追い込む

2021年春 千葉県大会 5/1 ゼットエーボールパーク
習志野 2 - 13 専大松戸 

 

春季県大会の敗戦から、夏に向けての準備期間はほぼ2カ月間。

そこに、コロナ禍と称した制約がある中、知将・小林徹監督がどの様にチームを仕上げてくるか興味津々だった。

漏れてくる情報は、練習試合の相手校(父兄)による「習志野と練習試合が組まれた」しかなく、この日の試合を観ないと分からない状態だ。いつものことだが。

・ 検見川

・ 県立船橋(決行されたかは不明) 

 

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7/11
2回戦
⑴9時⑵11時半⑶14時
@千葉県野球場
習志野×佐原

 

3人の1年生を起用した。

習志野
打順 位置 選手名 背番号 学年 投/打
1 小林 風太 8 3年 左/左
2 乘松 唯人 4 3年 右/左
3 竹内 奏楽 5 2年 右/左
4 佐藤 鷲哉 13 1年 右/右
5 飴谷 廉広 7 3年 左/左
6 栗山 護一 14 1年 右/左
7 杉山 翔太 3 3年 右/右
8 鈴木 海偉 12 1年 右/右
9 鈴木 颯太 10 2年 右/左

 

比較:春季大会 対専大松戸

習志野
打順 位置 選手名 背番号 学年 投/打
1 小林 風太 8 3年 左/左
2 乘松 唯人 4 3年 右/左
3 竹内 奏楽 5 2年 右/左
4 栗原 政悟 6 2年 右/右
5 飴谷 廉広 9 3年 左/左
6 橋本 玖侑 2 3年 右/右
7 杉山 翔太 3 3年 右/右
8 鈴木 颯太 1 2年 右/左
9 清水 幹太 7 2年 左/左

 

佐原戦績;

8/22(土)

秋季予選代表決定戦 銚子商 ●4 ー 5

4/11(日)

春季予選代表決定戦 千葉黎明 ●2 ー 7

佐原のエース・椎名 昂生選手を観て、明らかに一定水準以上の好投手。

第6地区の実力校との対戦結果が物語っている。

 

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1回表 習志野

2番 乘松 唯人(遊) 左打 3年 投手:椎名 昂生
右安 1アウト1塁

 

乘松 盗塁
1アウト2塁

次打者の初球。いきなり仕掛けてきた。

抜かりなく、若松戦からデータ収集した結果だろうか。

 

 

2回表 習志野

7番 杉山 翔太(左) 右打 3年 投手:椎名 昂生
死球 1アウト1塁

 

8番 鈴木 海偉(捕) 右打 1年 投手:椎名 昂生

杉山:二盗、三盗

 

9番 鈴木 颯太(投) 左打 2年 投手:椎名 昂生
右犠

習志野1-0佐原

無安打で先制した。

 

 

3回表 習志野

3番 竹内 奏楽(三) 左打 2年 投手:椎名 昂生
四球 1アウト1塁

 

4番 佐藤 鷲哉(一) 右打 1年 投手:椎名 昂生
右安 1アウト,3塁

3塁送球の際に、打者走者(1年が2塁に進塁している。

幾度も指摘しているが、このしたたかな走塁(しかも1年生が当たり前のように)が、現在の銚子商業との最大の差異。

 

5番 飴谷 廉広(右) 左打 3年 投手:椎名 昂生
右安 1アウト1塁

習志野3-0佐原

そして、そのしたたかな走塁をあっさり活かす。

 

 

5回表 習志野

1死後、4,5番の連打で、1アウト1,3塁

 

次打者の初球、清水 盗塁
1アウト2,3塁

 

足を使って引っかき回され、守備が乱れる。

6番 栗山 護一(二) 左打 1年 投手:椎名 昂生
一ゴ失

習志野4-0佐原

 

7番 杉山 翔太(左) 右打 3年 投手:椎名 昂生

栗山盗塁⇒この試合5つ目
1アウト2,3塁

左犠

習志野5-0佐原

習志野の安打は6本。

 

鈴木 颯太:許した走者は、四球のみ。予想以上に球速がある

 

 

6回表 習志野

もはや「残酷ショー」を観ているようだ。一例のみで充分だろう。

佐原の選手は、正常な状況判断ができない状態だろう。

 

2番 乘松 唯人(遊) 左打 3年 投手:椎名 昂生
ノーアウト1,3塁
P 一塁牽制
1 ストライク
小林盗塁
ノーアウト2,3塁
2 ボール
P 二塁牽制
ボーク⇒ 習志野6-0佐原
+1 (鈴木颯)
ノーアウト3塁
3 ボール
4 ストライク
5 死球
ノーアウト1,3塁

 

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一切攻撃の手を緩めず、習志野8-0佐原

の場面でスクイズ(一バ安ノーアウト満塁

 

 

習志野 10 - 0 佐原
   1 2 3 4 5 6 7 8 9 計  H E
習志野 0 1 2 0 2 5  10 11 0
佐原  0 0 0 0 0 0  0  0 1


牽制死: 飴谷 廉広(3回)  
盗塁9: 乘松 唯人(1回) 杉山 翔太(2回) 杉山 翔太(2回) 清水 幹太(5回) 栗山 護一(5回) 清水 幹太(6回) 小林 風太(6回) 乘松 唯人(6回) 栗山 護一(6回)

 

 

 <感想>

この試合後、

船橋東 2 - 5 千葉経大付の試合終盤、

現在、注目の試合の一つ、市原中央ー幕張総合を視聴している。

昨日視聴した2試合を含めて、

習志野の試合運びは、まるで質が違う。

指揮者が相手の隙を事前にリサーチし、試合の中でも細かくトリム(微調整)。

質の高い選手が、その隙を徹底的に突く。

執拗に責め立てられた相手チームがやがて自滅。

このチーム(連綿と築かれた伝統)の「緻密な野球」の練度は、全国NO.1だろう(確信している)。

 

 

<追記>

市原中央 6 - 5 幕張総合
    1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11  計  H E 残塁
市原中央 0 0 0 0 0 0 1 0 4 0 1  6  8 0  12
幕張総合 0 0 0 0 0 0 0 1 4 0 0  5 14 2  13

 

<コメント>

序盤から押し気味に試合を進めていたのは幕張総合。

が、市原中央(2019年ベスト4)の粘り強い守備(+ツキ)に阻まれ、得点に至らず。

回を追うに連れ、嫌な流れ(予感)が強まっていった。

9回表その流れを変えるべくエース投入・・・好采配のはずがまさかの展開だった。

9回裏、4点差と追い込まれた状態で、好投したおそらくは次年度のエースに代打。

先を考えず(=延長戦に投げる投手)の采配を理解するが、同点止まり(賞賛すべき粘り)となり、結果的にその采配が仇となった。

 

幕張総合目線では、紙一重で勝利の女神にすかされ続けたような試合だった。