2021年春 千葉県大会 5/1 ゼットエーボールパーク
習志野 2 - 13 専大松戸
春季県大会の敗戦から、夏に向けての準備期間はほぼ2カ月間。
そこに、コロナ禍と称した制約がある中、知将・小林徹監督がどの様にチームを仕上げてくるか興味津々だった。
漏れてくる情報は、練習試合の相手校(父兄)による「習志野と練習試合が組まれた」しかなく、この日の試合を観ないと分からない状態だ。いつものことだが。
・ 検見川
・ 県立船橋(決行されたかは不明)
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7/11
2回戦
⑴9時⑵11時半⑶14時
@千葉県野球場
⑴習志野×佐原
3人の1年生を起用した。
習志野 | |||||
---|---|---|---|---|---|
打順 | 位置 | 選手名 | 背番号 | 学年 | 投/打 |
1 | 中 | 小林 風太 | 8 | 3年 | 左/左 |
2 | 遊 | 乘松 唯人 | 4 | 3年 | 右/左 |
3 | 三 | 竹内 奏楽 | 5 | 2年 | 右/左 |
4 | 一 | 佐藤 鷲哉 | 13 | 1年 | 右/右 |
5 | 右 | 飴谷 廉広 | 7 | 3年 | 左/左 |
6 | 二 | 栗山 護一 | 14 | 1年 | 右/左 |
7 | 左 | 杉山 翔太 | 3 | 3年 | 右/右 |
8 | 捕 | 鈴木 海偉 | 12 | 1年 | 右/右 |
9 | 投 | 鈴木 颯太 | 10 | 2年 | 右/左 |
比較:春季大会 対専大松戸
習志野 | |||||
---|---|---|---|---|---|
打順 | 位置 | 選手名 | 背番号 | 学年 | 投/打 |
1 | 中 | 小林 風太 | 8 | 3年 | 左/左 |
2 | 二 | 乘松 唯人 | 4 | 3年 | 右/左 |
3 | 三 | 竹内 奏楽 | 5 | 2年 | 右/左 |
4 | 遊 | 栗原 政悟 | 6 | 2年 | 右/右 |
5 | 左 | 飴谷 廉広 | 9 | 3年 | 左/左 |
6 | 捕 | 橋本 玖侑 | 2 | 3年 | 右/右 |
7 | 一 | 杉山 翔太 | 3 | 3年 | 右/右 |
8 | 投 | 鈴木 颯太 | 1 | 2年 | 右/左 |
9 | 右 | 清水 幹太 | 7 | 2年 | 左/左 |
佐原戦績;
8/22(土)
秋季予選代表決定戦 銚子商 ●4 ー 5
4/11(日)
春季予選代表決定戦 千葉黎明 ●2 ー 7
佐原のエース・椎名 昂生選手を観て、明らかに一定水準以上の好投手。
第6地区の実力校との対戦結果が物語っている。
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1回表 習志野
2番 乘松 唯人(遊) 左打 3年 投手:椎名 昂生
右安 1アウト1塁
乘松 盗塁
1アウト2塁
次打者の初球。いきなり仕掛けてきた。
抜かりなく、若松戦からデータ収集した結果だろうか。
2回表 習志野
7番 杉山 翔太(左) 右打 3年 投手:椎名 昂生
死球 1アウト1塁
8番 鈴木 海偉(捕) 右打 1年 投手:椎名 昂生
杉山:二盗、三盗
9番 鈴木 颯太(投) 左打 2年 投手:椎名 昂生
右犠
習志野1-0佐原
無安打で先制した。
3回表 習志野
3番 竹内 奏楽(三) 左打 2年 投手:椎名 昂生
四球 1アウト1塁
4番 佐藤 鷲哉(一) 右打 1年 投手:椎名 昂生
右安 1アウト2,3塁
3塁送球の際に、打者走者(1年)が2塁に進塁している。
幾度も指摘しているが、このしたたかな走塁(しかも1年生が当たり前のように)が、現在の銚子商業との最大の差異。
5番 飴谷 廉広(右) 左打 3年 投手:椎名 昂生
右安 1アウト1塁
習志野3-0佐原
そして、そのしたたかな走塁をあっさり活かす。
5回表 習志野
1死後、4,5番の連打で、1アウト1,3塁
次打者の初球、清水 盗塁
1アウト2,3塁
足を使って引っかき回され、守備が乱れる。
6番 栗山 護一(二) 左打 1年 投手:椎名 昂生
一ゴ失
習志野4-0佐原
7番 杉山 翔太(左) 右打 3年 投手:椎名 昂生
栗山盗塁⇒この試合5つ目
1アウト2,3塁
左犠
習志野5-0佐原
習志野の安打は6本。
鈴木 颯太:許した走者は、四球のみ。予想以上に球速がある。
6回表 習志野
もはや「残酷ショー」を観ているようだ。一例のみで充分だろう。
佐原の選手は、正常な状況判断ができない状態だろう。
2番 乘松 唯人(遊) 左打 3年 投手:椎名 昂生
ノーアウト1,3塁
P 一塁牽制
1 ストライク
小林盗塁
ノーアウト2,3塁
2 ボール
P 二塁牽制
ボーク⇒ 習志野6-0佐原
+1 (鈴木颯)
ノーアウト3塁
3 ボール
4 ストライク
5 死球
ノーアウト1,3塁
一切攻撃の手を緩めず、習志野8-0佐原
の場面でスクイズ(一バ安) ノーアウト満塁
習志野 10 - 0 佐原
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 H E
習志野 0 1 2 0 2 5 10 11 0
佐原 0 0 0 0 0 0 0 0 1
牽制死: 飴谷 廉広(3回)
盗塁9: 乘松 唯人(1回) 杉山 翔太(2回) 杉山 翔太(2回) 清水 幹太(5回) 栗山 護一(5回) 清水 幹太(6回) 小林 風太(6回) 乘松 唯人(6回) 栗山 護一(6回)
<感想>
この試合後、
船橋東 2 - 5 千葉経大付の試合終盤、
現在、注目の試合の一つ、市原中央ー幕張総合を視聴している。
昨日視聴した2試合を含めて、
習志野の試合運びは、まるで質が違う。
指揮者が相手の隙を事前にリサーチし、試合の中でも細かくトリム(微調整)。
質の高い選手が、その隙を徹底的に突く。
執拗に責め立てられた相手チームがやがて自滅。
このチーム(連綿と築かれた伝統)の「緻密な野球」の練度は、全国NO.1だろう(確信している)。
<追記>
市原中央 6 - 5 幕張総合
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 計 H E 残塁
市原中央 0 0 0 0 0 0 1 0 4 0 1 6 8 0 12
幕張総合 0 0 0 0 0 0 0 1 4 0 0 5 14 2 13
<コメント>
序盤から押し気味に試合を進めていたのは幕張総合。
が、市原中央(2019年ベスト4)の粘り強い守備(+ツキ)に阻まれ、得点に至らず。
回を追うに連れ、嫌な流れ(予感)が強まっていった。
9回表その流れを変えるべくエース投入・・・好采配のはずがまさかの展開だった。
9回裏、4点差と追い込まれた状態で、好投したおそらくは次年度のエースに代打。
先を考えず(=延長戦に投げる投手)の采配を理解するが、同点止まり(賞賛すべき粘り)となり、結果的にその采配が仇となった。
幕張総合目線では、紙一重で勝利の女神にすかされ続けたような試合だった。