東部地区大会が有観客になるか気を揉んでいた。
秋における個人的消化不良と、各校がそれぞれの反省点を活かし、春に向けてどのような視点で取り組んでいるのか、その片鱗を確認できると期待してのことだった。
2019年秋の銚子商業vs成田戦以来のナスパスタジアムとなった。
前回、ナビにナスパが登録されておらず、えらく苦労してたどり着いた記憶がある。
またもとんでもない農道に導かれた。
到着したのが8:45。スタジアムに向かう途上で「選手集合」のアナウンスが聞こえた。
予定より10分程度早く試合開始となった。
第1試合:多古vs佐原白楊
2回表多古の攻撃。5点を先取した。
多古先発メンバー;
1⑧ 鈴木
2⑨ 根本(左打ち)
3⑤ 石山
4⑦ 宇野(左打ち)
5② 所
6④ 岡本
7③ 畑
8① 実川
9⑥ 小野
佐原白楊先発メンバー;
1⑨ 平塚
2⑦ 海老原
3⑤ 小泉
4⑧ 菅沼
5① 国分
6⑥ 高橋
7② 加藤
8③ 増田
9④ 伊東
佐原の登録メンバーは12人。
サードが左投げと珍しい。白楊の中でセンスがある選手のようだ。
(落ち着いてから、メモ取り出した)
2回表多古
朝食をとりながら観ていたが、多古の走者の足取りが重い(遅い)。
3 石山 右安タイムリー 多古5-0佐原白楊
4 宇野 中飛
2回裏佐原白楊
多古先発投手・実川は右のサイド
5 二ゴエラー
6 三振
7 三振
8 投エラー
何でもない小フライをキャッチできず
9 一ゴ
3回表多古
三者凡退
3回裏佐原白楊
1 四球
2 一走飛び出す。ファーストの追い方が未熟で2塁セーフ
四球 無死1,2塁
3 遊ゴゲッツー
4 三ゴ カーブ2球で0-2、ストレートを投じた
多古の守備はまだ高い精度まで遠い状態。
*スコアボード表示は、投球カウントのみ、ヒット・エラーは筆者の判断となる。
球速表示もなし。
4回表多古
一死1塁の場面で牽制悪送球。一走が3塁を陥れたが、迫屋監督の逆鱗に触れた。
怒号が球場に響き渡った。判断が遅いということだろう。
二死2、3塁となったが、4番宇野は一ゴ凡退。
5回裏佐原白楊
投手交代:#11村山(1年生)
右オーバーハンド。ナスパはスピードガン表示がないが、目視では常時130Kを越えていた。スライダーもキレる。ポテンシャル充分だ。
8 三振
9 一ゴ
1 四球
2 二盗 二ゴ
6回表多古
8 四球
9 三遊間安打
1 四球
2 一ゴ 多古6-0佐原白楊
3 三振
捕球できず振り逃げを阻止するため一塁送球。その簡に三走(悠々と)生還。
多古7-0佐原白楊
6回裏佐原白楊
3 中飛
4 三振 スライダー
5 三振
7回裏佐原白楊
三者三振
ゲームセット
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
多古 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 7 | ||||
佐原白楊 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
<コメント>
多古2番手で登板した村山投手(1年生)が、実力高相手にどのような投球をするか注目したい。
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第2試合:東総工業 vs 千葉黎明
千葉黎明の試合を観戦するのは久々である。
中野大地新監督(拓大紅陵⇒明治、2021/12~)に代わり、チームカラーに変化があるのか注目していた。
・ 千葉黎明は、頭髪自由になったようだ
・ 東総工業のノッカー2人は、白の大型マスクをしていた
東総工業スタメン;
1⑦ 加瀬琉
2⑧ 濵田
3④ 神成田
4② 伊藤隼
5⑤ 多田
6⑥ 伊藤琉
7① 石田
8③ 〇川 *視認できず 實?
9⑨ 島田
千葉黎明スタメン;
1④ 向後 #4
2⑧ 平本 #8 (左打ち)
3⑨ 宮内 #9
4③ 石原 #3 (左打ち)
5② 草野 #2
6⑤ 伊藤 #5
7⑥ 石塚 #6
8① 三田村 #1 右オーバーハンド
9⑦ 秋山 #7 (左打ち)
・ 太字は、秋・八千代松陰戦のスタメン。つまり、6人のメンバーを入れ替えている
・ 背番号で「新戦力」を判別しようとしたが、ポジション通りだった
試合開始
1回表東総工業
三者凡退
1回裏千葉黎明
1 中飛
2 右中間ランニングホームラン 東総工業0-1千葉黎明
*センターの守備位置が極端に浅い。試合終了まで変らず。
3 四球
4 中安
5 三遊間安打 東総工業0-2千葉黎明
レフトの肩が弱い
6 右安 一死満塁
7 投ゴ
8 投ゴ
2回表東総工業
4 四球
5 牽制悪送球 送りバント⇒一死3塁
ファーストが極端なバントシフト
6 遊ゴ 東総工業1-2千葉黎明
7 三エラー
8 三振
三田村投手は、積極的に内角を突くのが持ち味
2回裏千葉黎明
9 レフトオーバー2ベース
1 四球
2 送りバント⇒三安 無死満塁
3 走者一掃レフト線ツーベース 東総工業1-5千葉黎明
投手交代:①⇔③ 〇川#3 *視認できず 實?
4 送りバント 一死3塁
5 スクイズ⇒送球を捕球したがその足が1塁ベースを離れた
東総工業1-6千葉黎明
6 三ゴ
7 二盗 左直
3回表東総工業
9 遊ゴ
1 死球
2 四球 一死1,2塁
懸命な応援を続ける東総工業の父母会
「ルール」の呪縛があり、声援できず立ち上がってメガホンを打ち鳴らし続けた
3 二ゴゲッツー
3回裏千葉黎明
選手交代:⑦林(銚子中)
5回裏千葉黎明
6 中飛
7 中安
8 代打:一山#15(左打ち)
一安+悪送球⇒一死2,3塁
9 ワイルドピッチ⇒捕手がボールを見失い二者生還 東総工業1-8千葉黎明
死球
投手交代:#10加瀬翔
1 遊ゴゲッツー
6回表東総工業
代打・一山に変わり8⑦新堀
投手交代:9①菊池陽#11
*新堀は、秋・八千代松陰戦のスタメン
二死後、
3 右中間スリーベース
4 遊ゴ
6回裏千葉黎明
2 中安
3 二盗⇒中犠飛
投手交代:近藤#18(銚子七中)
4 遊ゴ 東総工業1-9千葉黎明
5 遊エラー
6 中飛
7回表東総工業
代打2、代走1
三者凡退
ゲームセット
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
東総工業 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | ||||
千葉黎明 | 2 | 4 | 0 | 0 | 2 | 1 | ✖ | 9 |
<コメント>
千葉黎明は、
>各校がそれぞれの反省点を活かし、春に向けてどのような視点で取り組んでいるのか、その片鱗を確認できると期待
観戦期待そのままのゲーム運びだった。
選手のパフォーマンスを観ていると、ベンチが何を意図しているのか理解できる。
打線は芯で捉えたライナー性の打球ばかりで、外野に打ち上げるだけの凡フライが記憶にない。バントも実に理にかなった場面で使っている。
この大会の試合登録メンバーは、おそらく各試合ごとだろう。
事前に先発メンバーを告げて、新戦力発掘を意図しているのではないか。
つまり、現時点でのレギュラー選手は温存している状態の試合と思われる。
第1試合観戦中、レフト方面の球場外から大きな声が聞こえていた。
千葉黎明のウオーミングアップではと感じていた。
第1試合5回終了時点でのグランド整備で、多くの背番号のない千葉黎明選手が出てきたが、相変わらずのきびきびした動きに感心した。
千葉黎明中心選手の現在;
とんでもないタイムが計測されました。
— 次世代の逸材発掘 (@LF_NextPlayers1) 2022年9月28日
東農大、江川岳君の打球はライト横へのツーベース。この二塁到達スピードがなんと7.7秒台を計測。このスピードは数多くいるアマチュアの選手の中でもトップクラス、更にはプロでも相当速い部類に入ります。素晴らしい脚力の持ち主です。#江川岳 #東京農業大学 pic.twitter.com/iebdkIWqy1
本日の、お蔵入り防止企画 ⑦
— タカノ ナオタ (@na_o_ta_ka_no_) 2022年10月16日
土壇場で、萩尾に強烈な一発を浴びた明治ですが、逆転されたわけではなく同点弾だったのが救いでした。
勝利投手は、下江に代わって登板の #千葉汐凱 投手(二年 #千葉黎明)
春の悲劇?から立ち直ったようで安心しました。#千葉黎明 アナウンス付きです。 pic.twitter.com/Yq5RJeYpSe
千葉黎明球史;
大先輩しのびプレーで供養 佐倉と千葉黎明ナイン ミスター恩師・加藤哲夫さんの追悼試合
プロ野球巨人の長嶋茂雄終身名誉監督(86)=佐倉市出身=の恩師で、9月に亡くなった佐倉一高校(現佐倉高)野球部元監督の加藤哲夫さん=八街市出身=の追悼試合が22日、同校グラウンドで行われた。加藤さんは千葉黎明学園(同市)の理事を2年前まで務めており、学園側の呼びかけで実現。両校の選手たちは大先輩をしのび、きびきびとしたプレーで哀悼の意を示した。
9月8日に91歳で死去した加藤さん。立教大在学中、母校の佐倉一高で長嶋さんを指導した。長嶋さんの高校時代のエピソードといえば、1953年8月1日の南関東大会の埼玉県営大宮公園野球場で放ったバックスクリーン弾。低い弾道の打球が突き刺さるように伸びたという。
長嶋さんが高校時代に唯一放ったこの本塁打は、後のスター街道を予感させる伝説の一発となった。代名詞「4番・サード」の誕生も高校時代。加藤さんが、3年生の長嶋さんを遊撃手から三塁手にコンバートしたのがきっかけだったという。
追悼試合を観戦した同学園の西村清理事長(68)は「長嶋さんのコンバートの話はよく話してくれた。加藤先生は、佐倉と黎明の試合をよく見に行っていた。選手たちはよくやっているなという温かな視点で見守っていた」と述懐した。
加藤さんは中学校の教員などを経て、印西や佐倉で小中学校長を歴任。また、本年度まで現職の佐倉高野球部OB会長だった。同会顧問の長嶋さんは、加藤さんの4学年下に当た
る。
試合は両校とも1、2年生選手が出場。11―3で千葉黎明高が勝った。同校の主将を務める柏那喜斗さん(17)は「これも何かの縁。偉大な先輩を感じながら試合に臨んだ」。佐倉高の三塁手、小池亮真さん(17)は「佐倉ではサードは特別なポジション。伝統と感謝を感じながらプレーした」と充実した表情だった。
試合前、追悼セレモニーが行われ、加藤さんと生前ゆかりのある佐倉高の谷口哲也校長、千葉黎明の西村理事長らが出席。故人の功績と人柄をしのんだ。式典に加藤さんの遺影を持参した次男で、中央学院大(我孫子市)に勤める博昭さん(50)=柏市=は「改めて父の偉大さを感じた。父からは長嶋さんは人一倍努力をする選手だったと聞かされた」と話した。
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追記;11/12、タイブレークとなった銚子商業戦を観戦した率直な感想は、
2期前(2019秋-2020夏)のチームと比較して、
勝利に対する執着と泥臭さが薄れたように感じた。
怖さが感じられなかった。
某黎明OBの投稿;
坊主はやめて次はインスタ始めたってよ!いいねいいねどんどんやれ笑
https://instagram.com/chiba_reimei_baseball?igshid=YmMyMTA2M2Y=
午後9:29 · 2022年11月17日