2022/11/20(日)
決勝:多古 vs 銚子商業
前日は日が当たると上着なしで観戦できたが、晩秋そのものの曇り空となった。肌寒い。
投手の球速に影響を与えるだろう。
銚子商業シートノック
多古スタメン:”和・粘り”
1⑧ 鈴木
2⑥ 小野
3⑨ 根本
4② 所
5③ 畑
6⑦ 宇野
7⑤ 石山
8④ 岡本
9① 村山
驚かされたのは、先発投手が#1実川ではなく、村山の連投(成田の1.5軍?から7回11奪三振)だったこと。期待の表れか。
準決勝で当たっていた畑を5番に繰り上げてきた。
銚子商業スタメン;
1⑨ 鵜澤
2④ 渡邉
3⑧ 横田
4⑥ 押本
5③ 坂上
6⑦ 遠藤
7② 鈴木
8① 長田
9⑤ 人見
銚子商業は準決勝と変わらず。予想通り、エース格としている長田を先発させてきた。
この対戦は、秋季予選・ 敗者復活戦 《代表決定》
9月6日(火)青葉の森公園野球場
2回戦 多 古 4ー 9 銚子商業
【バッテリー】
多 古 投手 村山真-捕手所新之助
銚子商業 投手 山田温斗、長田幌生、白木啓誠-捕手 加藤澄海
で実現している。
2ヶ月半前ではあるが、互いのチーム事情を把握した中での対戦となる。
(観戦中は、多古・村山投手がこの試合で打ち込まれていた事実を把握していなかった。)
合わせて、銚子商業・澤田監督の経歴をおさらいする。
市立銚子を通じて、多古・迫屋監督とは、先輩・後輩監督になる。
「私は銚子商出身ですが、国際武道大に進み、県立銚子、市立銚子で指導者として学んだことを、銚子商で生かすことができたと思っています。今まで銚子商の野球しか知らなかった私ですが、外部に出たことは指導の勉強になりました」
2017年4月から銚子商業監督に就任。
市立銚子(銚子西を除く)は、2001年夏のベスト4(迫屋 昇二監督)から低迷期となり、準々決勝(ベスト8)に進出したのは、2015年春だけだ。
時期的にみて、当時の市立銚子監督は澤田氏だろう。
8:50試合開始
1回表多古
1⑧ 鈴木 128K、125、128、125 3-1 左飛 捉えていた
2⑥ 小野 125、128 投ゴ
3⑨ 根本 130 一邪飛
1回裏銚子商業
1⑨ 鵜澤 108、125、122、125、115⇒右中間スリーベース
迫屋監督「試合前に言ったろ」
2④ 渡邉 ライトフェンス直撃のシングルヒット 多古0-1銚子商業
3⑧ 横田 123、127、126、125⇒エンドラン 二ゴ 一死2塁
4⑥ 押本 中安
5③ 坂上 二盗①⇒一死2、3塁
四球 一死満塁
スライダーのキレが武器だが、そのキレがない状態
6⑦ 遠藤 初球⇒押し出し死球 多古0-2銚子商業
7② 鈴木 中犠飛 多古0-3銚子商業
8① 長田 二盗②⇒二死2、3塁
四球 二死満塁
9⑤ 人見 右飛
ベンチに戻ってきた村山に、迫屋監督が長い間アドバイスを送っていた。
銚子商業に完全に飲まれている状態だ。
早くも勝敗云々ではなく、先を見据えて、この試合を村山にくれてやるつもりではないか、と捉えていた。
2回表多古
4② 所 三塁ベースに当たる左安
5③ 畑 深い中飛 多古打線は好調持続。捉えた打球が続いていた
6⑦ 宇野 122、127、111⇒三振
7⑤ 石山 三遊間安打
8④ 岡本 中直 捉えていた
初回の先制パンチと、投手が好調持続なら全く別の展開になっていただろう
2回裏銚子商業
1⑨ 鵜澤 3-2 127⇒四球
2④ 渡邉 二盗③ 左犠飛 一死3塁
次の塁を狙う鵜沢の姿勢が継続している
3⑧ 横田 113、113、111、117、113⇒三振
多古・村山は、切れの悪いスライダー頼りの投球。見極められるため、球数も多い。
4⑥ 押本 3-2 四球
5③ 坂上
二死1、3塁
二盗④ 二死2、3塁
遊飛
残塁:5
多古・村山の出来は、前日とは別人。
直球も空振りを取れるキレも球速も不足。スライダーで誤魔化しているが、決壊間近という状態だった。
3回表多古
9① 村山 101、108、121、122⇒ストレートの四球
1⑧ 鈴木 125、108、113、109⇒三振
2⑥ 小野 送りバント失敗
3⑨ 根本 110K前後のチェンジアップを多投⇒三振
気温の低さもあるが、125K程度の球速での緩急では、上位校には厳しい。
生命線がチェンジアップのようだが、冬のトレーニングによる球速アップが求められる。
3回裏銚子商業
6⑦ 遠藤 センターオーバースリーベースヒット
遠藤はパンチ力がある。貴重な右打者の台頭。この大会の成果ではないか。
7② 鈴木 中犠飛 多古0-4銚子商業
8① 長田 右安
9⑤ 人見 3-2 四球
1⑨ 鵜澤 遊飛
2④ 渡邉 投ゴ
残塁:7
4回表多古
4② 所 3-2 左安
5③ 畑 遊飛
6⑦ 宇野 三振
7⑤ 石山 三ゴ
安心して守備を観ていることに気づいた。
短期間で守備力をアップできる銚子商業の守備担当指導者は優秀だ。
4回裏銚子商業
3⑧ 横田 112、111、113、124 3-1 120⇒四球
決め球がない状態のため、球数が増えていく。通常なら交代だ。
4⑥ 押本
ヒットエンドラン⇒左中間スリーベースヒット
多古0-5銚子商業
5③ 坂上 左飛
6⑦ 遠藤 二ゴ
7② 鈴木 F、111、114、118(直球)3-1 113⇒三遊間安打 多古0-6銚子商業
8① 長田 三遊間安打
9⑤ 人見 3-1 125⇒死球 二死満塁
1⑨ 鵜澤 中飛
残塁:10
5回表多古
8④ 岡本 遊飛
9① 村山 右安
1⑧ 鈴木 三遊間安打
2⑥ 小野 パスボール⇒一死2、3塁
センターの頭上を襲う痛烈な中直
⇒三走村山のボーンヘッド。タッチアップをせずに動かず。
多古ベンチ「タッチアップだよバカ」
3⑨ 根本 二ゴ
5回裏銚子商業
2④ 渡邉 3-2 四球
3⑧ 横田 3-1エンドラン⇒投ゴ 一死2塁
4⑥ 押本 浅い右犠飛 二死3塁
次の塁を狙う意識が浸透している
5③ 坂上 一ゴ
残塁:11
グランド整備の間、迫屋監督の指示を聴く多古ナイン
6回表多古
4② 所 右飛
5③ 畑 一ゴ
6⑦ 宇野 112、113、111、113 全球チェンジアップ⇒三振
6回裏銚子商業
6⑦ 遠藤 3-2 三ゴエラー スライダーの抜け玉2
7② 鈴木 頭部死球
8① 長田 捕送りバント⇒一塁悪送球⇒2者生還 多古0-8銚子商業
無死3塁
9⑤ 人見 遊ゴ
1⑨ 鵜澤 中安 多古0-9銚子商業
2④ 渡邉 代打:神野#14(2年生)二ゴ
代走:糸川
3⑧ 横田 二盗失敗
7回表多古
投手交代+守備位置変更;
1⑨ 川和田
2④ 嶋野#17(1年生)
7② 那須#13
8① 矢澤
9⑤ 澤田#19
欲を言えば、ブルペンで準備をしていた大型左腕#11(?・1年生)を使って欲しかった。
7⑤ 石山 125K 遊ゴ
8④ 岡本 代打:#12杉山 四球
9① 村山 代打:#13山崎(左打ち)
1⑧ 鈴木 四球
2⑥ 小野 一安 二死満塁
3⑨ 根本 深い右飛
ゲームセット
試合終了後、多古・迫屋監督に駆け寄り談笑する銚子商業・澤田監督(と高埜コーチ?)
<コメント>
10/30ナスパ、11/3ナスパ、11/5銚子市営、11/12横芝坂田池、11/13東京学館、11/19大谷津、11/20大谷津と16試合中11試合を観戦した。
思い入れのあるチームが集中する第6地区の各チームが、秋季大会敗退後、春を見据えてどの様な課題に取り組んでチーム作りをしているか、その片鱗を探るのが目的だった。監督・選手・その関係者との距離が近いこの大会独特の魅力がある。
結果的に、銚子商業と多古の試合を各4試合観戦することになったが、そのままこの2チームが、この大会を有効に活用したのではないか。
銚子商業ファンとしての自分がいるが、最も興味を引かれたのは多古だ。
県立で選手数16と限られた資産であるが、実に理にかなったチーム作りをしていると感心させられた。人間性も含めた名将たる所以だろう。
銚子商業は、よくぞこの短期間で課題の修正を成し遂げたと良い意味で驚かされた。
現時点でベスト8の力量を持つと思われるが、とにかく課題は投手力の整備に尽きる。
大会中、事実上1年生の出場が皆無だったことも気になる。
いずれにしろ、春に向けて楽しみである。
今朝、気になった記事;
相手の仙台育英は、今夏に続いて最速140キロ以上の投手を5人そろえ、継投が持ち味のチームだ。
全国から選手を集めているチームと比較して云々ではなく、甲子園を目指す目標を明示しているのだから、この現実から目を逸らすわけにはいかない。
2019年春から観てきたが、常に実戦で使える投手が1.5人程度で推移してきた。
これでは、スケジュール的に余裕のある秋・春に好成績を上げることができても、夏は勝ち抜けない。
また、だからこそ、最上級生優先で新チームを一から作り上げるマネジメントではなく、夏から一ヶ月足らずでスタートを余儀なくされる新チームを意識した、1、2年生の経験重視(練習試合での起用)の育成に改める必要があるだろう。
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追記1;
>欲を言えば、ブルペンで準備をしていた大型左腕#11(?・1年生)を使って欲しかった。
【勝利の旗は】千葉県立銚子商業高校98【我を待つ】
2022/11/20(日) 16:03
東部2連覇ですね。
前チームのこの時期と現時点の今チーム 力量的に同等ですかね?
長田選手は投手べコンバート?
何か投手として適性要素があったんですかね?
長田も矢澤も内野手だよ
長田なんか秋の大会前に矢澤が病気で離脱した時にバッティングピッチャーやっててちょっと速いからって急遽コンバートした急造投手だからね
二人共あのまま内野やってたらベンチ入り出来るかどうか微妙なラインだったし投手転向で生きる道が出来てよかったんじゃない
甲子園に行った2005の2年後やはり投手力が安定せずに経済に負けた。強い球を投げる投手が必要とサードの中嶋を投手に。春には経済に見事にリベンジ、夏はシーソーゲームの末ツインタワーの市船に負けたけど。まだ間に合う、中嶋も投手経験ほとんど無かったそうだから。
昨日の背番号11と20体格良いけど誰?
11 佐藤 投手 187cm 左投げ 新松戸南中
20 島田 内野 183cm 香取シニア
二人共1年生 尚、身長は入学時のもの
共に1年生なんだ。確か袖ヶ浦シニアから来た村上くんもデカいよね。
同じ袖ヶ浦の榎本もデカくない?180以上あるような
榎本も村上も183だよ
市原シニアから来た三橋が180
ピッチャー陣デカいの多いんだから1年生早く出てこい
5/20、4度目の土手。神原氏の投手コーチ就任は流れたことを確認した。
追記2;5/20、4度目の土手。神原氏の投手コーチ就任は流れたことを確認した。
2022/11/23(水) 14:25
>>315
直接の死因は分からないけど、10年くらい前に大腸がんの手術したらしいね。
ユーチューブでも見られるけど、尾上さんと言えば大鉄戦の逆転3ラン。
俊之さんと商業野球部を見守ってやって下さい。
合掌
2022/11/23(水) 17:41
この年代のエースだった神原さんが投手コーチに来るらしいな
銚子二中で澤井や山口智などを育てて、旭二中では数知れず。名コーチですね。定年になったからですかね。コレで少しでも良い投手が入ってくれれば良いのだけど。
1976年秋季県大会・決勝:銚子商業19-1松戸東*
1973年(昭和48年) - 千葉県立松戸東高等学校として開校⇒現松戸国際
第7回明治神宮野球大会 1回戦敗退
秋季関東大会
銚子商業9-3吉田
準決勝:銚子商業8-7東海大相模(原貢監督)
決勝:作新学院6-5銚子商業
1977年選抜;
銚子商業6-4大鉄
3④斎藤俊之
5⑥尾上旭
銚子商業1-4智弁学園
次回8回目のセンバツ出場は、『1995年』となった。
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帰路、11/13参詣予定だった大慈恩寺に立ち寄った。
大慈恩寺 (成田市・旧大栄町)