5/7、関東大会出場校が確定した。
春季高校野球【山梨】
— TTK@高校野球 (@koshien_1017) 2023年5月7日
[決勝]
甲府工16-15山梨学院(延長12回)
工業 300┃000┃204┃313┃16
学院 013┃003┃020┃312┃15
甲府工業が9年ぶりの優勝。雨の中4時間超の激闘制する。
センバツ王者・山梨学院は5季連続優勝ならず。林謙吾は6回から登板も、5回2/3を投げ10失点。
ハイライトは、秋関に続く連続出場高。
(明和県央(群馬2位)も連続出場)
東京(波乱あり)を除く関東各県は、ほぼ波乱無く、秋関との連続出場が目立つ。
センバツ出場校は、無傷となった。
千葉にフォーカスすると、期待されていた一冬の上積みの有・無がはっきり分かれ、
上積みのあったチームも、専大松戸に遠く及ばず、
その専大松戸が、夏の揺るぎない大本命となった。
2019年から観戦をスタートした筆者には、初めての事態だ。
各校の練習施設;
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残念なことがある。
往古の銚子商業を知り、現在の銚子商業を土手で見守り、復活に向けて足りないものを発信していた時折現れる銚子商業ファンがいた、専用スレが更新される気配がない。
数人一匹の粘着している荒らしに辟易としたのだろう。
故に、千葉スレを見てみた;
一例
2023/05/07(日) 08:01
専松と市船は現チームは勝負付けは終わってないな。秋平野を最も苦しめたのは市船。
かなり差は開いてるよ。銚子商の方が強かった。
習志野と木更津総合がコールドゲームだからっつて出てくるタイミングが分かりやすいよ
市船は春は試しながら試合重ねてた節がある。ベストメンバーになれば銚子商はコールドで倒すぐらいの力差はあったよ。
銚子商業戦はベストメンバーだったよ。打線はその日によるとしても投手陣みたら習志野や木更津総合と同じになってたよ。
<コメント>
客観的に物事を見ようとせず、贔屓チームを上に見せたい数人の連続投稿が目立つ。
根拠は、内容ではなく、得点差のみ。
その結果、市立船橋と拓大紅陵を推す声があるようだ。
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興味深かったTwitterでの投稿;注/銚子商業
第105回全国高等学校野球選手権大会
— masa (@masa81196507) 2023年5月5日
埼玉県/神奈川県/千葉県
優勝校予想
(組合せ抽選発表前)
埼玉
◎/昌平
◯/浦和学院
▲/山村学園
△/大宮東
注/聖望学園
神奈川
◎/横浜
◯/慶應義塾
▲/東海大相模
◯/相洋
注/桐光学園
千葉
◎/木更津総合
◯/専大松戸
▲/中央学院
△/拓大紅陵
注/銚子商業
私見;
◎専大松戸
◯習志野
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△:一冬の上積み有
▲:一冬の上積みが極めて限定的
▲木更津総合
△拓大紅陵
△東京学館
△中央学院
▲千葉黎明
▲市立船橋
ノーシード;
▲銚子商業
▲八千代松陰
▲成田
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秋のレギュラーと、春の登録メンバー(25名となり、+5名の余裕が生まれた)から見えてくる一冬を越えた戦力アップ;
▲木更津総合
1年生の起用が飛び抜けて多いため、秋のレギュラーが干されている印象を持っていたが、実際は、秋の専大松戸戦のメンバーが主体となっていた。
秋、5⑦で出場していた三富選手が登録外になった程度だ。
秋#1だった伊藤海翔が、センターにコンバートされた。
つまり、選手登録25名(+5)を活用したに過ぎない。
流経大柏、中央学院戦を観戦し、東京学館、専大松戸戦を動画でチェックした。
スコア的に接戦を制したが、
率直に言って、最大の武器は、積み上げてきた木更津総合という看板だ。
顕著な上積みは、主戦投手・千葉(2年生)の球速アップ(142K)だったが、専大松戸に苦もなく攻略された。
希望は、#1石澤投手(2年生)を、その専大松戸に隠したことにあるのだろうが、千葉投手同様レベルアップが必要だろう。
夏(甲子園)に向けた、春季大会の位置付け(2005年~);
甲子園出場校
2005年銚子商業⇒春、ベスト8
2006年千葉経大付属⇒春、準々決勝に到達せず
2007年市立船橋⇒春、準々決勝に到達せず
2008年(東)木更津総合⇒春、関東大会優勝
(西)千葉経大付属⇒春、準優勝
2009年八千代東⇒春、準々決勝に到達せず
2010年成田⇒春、準々決勝に到達せず
2011年習志野⇒春、関東大会優勝
2012年木更津総合⇒春、ベスト4
2013年木更津総合⇒春、ベスト8
2014年東海大望洋⇒春、ベスト8
2015年専大松戸⇒春、優勝
2016年木更津総合⇒春、ベスト8
2017年木更津総合⇒春、ベスト4
2018年(東)木更津総合⇒春、優勝
(西)中央学院⇒春、準々決勝に到達せず
2019年習志野⇒春、優勝
2020年中止
2021年専大松戸⇒春、関東大会優勝
2022年市立船橋⇒春、優勝
*4大会連続で、春の県大会優勝or関東大会優勝チームが、その勢いのまま夏を制覇している。一方で、夏Cシードorノーシードのチームが、夏を制覇した例が5回ある。
上記の通り、夏までの2ヶ月でレベルアップを遂げ、本命でない状態(春ベスト8~ベスト4)で4度夏を制覇している。関東大会出場というプラス要因もあり、不気味な存在ではあるだろう。
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△拓大紅陵
秋#19だった諸星が、#1となった。
秋登録外だった#13松本(2年生)が、検見川戦に5③、専大松戸戦に3③と、中軸を任せられる打者に成長した。
春季千葉大会2回戦
— ぶるーたす (@bluamabase) 2023年4月23日
検見川×拓大紅陵
スタメン pic.twitter.com/3iuhsnFV17
拓大紅陵4-5専大松戸の3点は、夏というよりも、秋に向けたお試しの八津投手(2年生)からだった。
3回二死満塁のチャンスを救援した#10青野に摘み取られ、以降も菰田の足でかき回した1点止まり。拓大紅陵にとっては、厳しい敗戦(エースを温存している相手には、勝たねばならないポジションにいる)となった。
<コメント>
筆が進まなくなった。
スカウティングに強く、近年の実績も申し分ない。
が、あと一歩を突破できない。なぜ?
最近の戦績を再確認した。
2019年秋⇒準優勝:抽選に恵まれていたと記憶している。関東大会で大敗。
2021年秋⇒準優勝:抽選に恵まれていたと記憶している。関東大会で大敗。
2022年春⇒準決勝:拓大紅陵4-5市立船橋
2022年夏⇒準決勝:拓大紅陵5-7市立船橋(準々決勝:拓大紅陵5-2習志野)
2022年秋⇒準決勝:拓大紅陵3-5成田
秋準々決勝 :成田2-1八千代松陰
を観戦していた。
その内容から、拓大紅陵が戦力的に上回っているとみていたが、結果は終始先手を取られ、成田に危なげなく押し切られた。
>なぜ?
については、コアな拓大紅陵ファンに委ねたい。
(専大松戸戦の敗戦を「よく頑張った」と受け止めるようなファンではない)
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△東京学館
昨秋の県1回戦:東京学館5-1東海大市原望洋を観戦していた。
(2回戦:東京学館0-5木更津総合)
先発投手は、一塁手の染谷だった。
その体型と投球内容を観て、よほど新チームの投手育成に苦労しているのだと感じた。
野手は、秋のレギュラーがそのままスライドしている。
変更点は投手で、
秋#1玉井⇒春#25
#10正木⇒#1
#11戸島⇒#10
正木(2年生)と戸島(2年生)が、2枚看板に成長した。
東京学館は、あと一歩足りないものがある
木更津総合がもぎ取った4死球(5回、6回、7回、8回)は、少なくとも3人は避けていない。観戦者によると、またも五島監督が、相手投手のモーションに3度注文を付けた、そうだ。
昨秋、専大松戸戦も;
何が何でも勝ちに行く姿勢は嫌いではないが、程度問題もあるだろう。
善し悪しは別として、上記のような執念も、「あと一歩」の一つだろう。
2020年秋(決勝:東京学館4-5木更津総合)の関東大会(東京学館5-6國學院栃木「柄目直人監督」)の敗戦が記憶に残っている。敗因の一つは、「試合前のデータ解析」が完敗だった。
追記;
インスタのDMも駆使してたよなww
詳しくお願いします!
相手と当たった事のあるチームの選手のアカウントをフォローしてDMで相手のことを聞いてたらしい
木更津総合という看板に威圧されている結果となっている。
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△中央学院
春に3人の選手がレギュラーを獲得した。
秋#19外野手⇒#2飯山(2年生)捕手
秋#17外野手⇒#3川野、一塁手 4番打者を任せていた
秋登録外⇒#5森田(2年生)遊撃手
選手層が厚く、2年生からの突き上げによるチーム内競争
or
戦略的に、次期チーム(2024年度)での飛躍を狙っている
相手チームの自滅に助けられてきた、
中央学院の先発メンバーは、5人が2年生
小兵の野球センスが感じられる2年生が主体となっている。
東京学館と同じ傾向がある;
対戦成績;
2012年春、準々決勝:中央学院2-3木更津総合
2018年秋、準々決勝:中央学院4-3木更津総合
2019年秋、準々決勝:中央学院0-2木更津総合
2021年夏:準決勝:中央学院3-12⑦木更津総合
2022年春:準々決勝:中央学院1-4木更津総合
<コメント>
好素材の選手が揃っている。
端的に言って、不安要素は、監督が続けている「研究」内容にある。
>相馬監督は大学院でスポーツ心理学を専攻。現在も選手への技術指導はもちろん、モチベーションに変えるためのアプローチなど、研究を続けている。
【チェンジ】恋は甲子園目指す球児の妨げか? 恋愛オッケーで心育み、野球に生かす強豪校・中央学院の試み
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△⇒▲千葉黎明
春に3人の選手がレギュラーを獲得した。
秋登録外⇒#5平野
秋#17⇒#7平本(2年生)
秋登録外⇒#9鈴木 中央学院戦では、9回代打での出場。
鈴木の代わりに出場したのが、#18秋山(2年生)。4打席4三振。
タイブレークとなった東部地区大会銚子商業戦もチェックしたが、青木、河野、菊地を軸とした投手起用に変化はないようだ。
自責点0で5失点している⇒自滅
内容を確認するとタイムリーヒットも出ているが、
投手の暴投・送りバントの処理ミスに、複数の内野手エラーが絡んだ失点となっている。
3エラーの遊撃手をそのまま使い続けている。
>鈴木の代わりに出場したのが、#18秋山(2年生)。4打席4三振。
話題の中野大地監督(拓大紅陵⇒明治大学、2021/12~)だが、
独特の采配をしているようだ。
君津高校 vs 拓大紅陵 2003/7/16 千葉県野球場
追記;大学野球でも多くの選手が活躍している2020年のチームは、野武士のような雰囲気と迫力があった。
スマートな練習メニュー(効率的)だが、そういう選手が出てくるのだろうか。
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連続性があるので
ノーシード;
▲八千代松陰
秋、準々決勝:八千代松陰1-2成田
を観戦していた。
成田が八千代松陰の追加点を許さず、8回裏のワンチャンスを活かしての逆転勝ちだった。八千代松陰の先発投手が水谷(135K)。7・2/3回。
秋#1の一色(125K)が救援した。1/3回。
・ 秋#11⇒春#1水谷
・ 秋投手登録の出沖が、一塁手にコンバートされた。
・ 投手登録の平野が、二塁手で先発した。
他は、秋のレギュラーがそのままスライドしている。
千葉県高校野球春季大会in船橋市民球場 1回表八千代松陰、二死一三塁から5番藤平君の一二塁間を拔くタイムリーで先制 pic.twitter.com/SM2Y3mO3wo
— BAMITA100(スポーツ・鉄道垢) (@1BAMITA100) 2023年4月23日
千葉県高校野球春季大会in船橋市民 2回裏中央学院二死一二塁と責めるが後続倒れ無得点 2回終了八千代松陰1-0中央学院
千葉県高校野球船橋市民 3回裏中央学院 ヒット、死球、ワイルドピッチで二死二三塁と攻めるも4番川野普君外野フライに倒れ無得点。3回終了八千代松陰1-0中央学院
千葉県高校野球船橋市民4回表八千代松陰、5番藤平君センターオーバー三塁打、その後の一死一三塁から8番平野君スクイズを決め1点追加。八千代松陰2-0中央学院。たおスクイズの一塁送球が悪送球とはりなお一死二三塁
千葉県高校野球船橋市民4回表八千代松陰、後続倒れ1点止まり。八千代松陰2-0中央学院
千葉県高校野球船橋市民5回裏中央学院、ヒットとエラーで二死一二塁から3番中村君のタイムリーで1点、更に送球がそれる間に一塁ランナーもホームインで同点。八千代松陰2-2中央学院。ここで八千代松陰はピッチャー水谷君から峰島君へ交替
千葉県高校野球船橋市民球場5回終了 八千代松陰2-2中央学院 pic.twitter.com/S14MiCxGHm
— BAMITA100(スポーツ・鉄道垢) (@1BAMITA100) 2023年4月23日
千葉県高校野球船橋市民、6回表松陰内野安打、送りバント、内野ゴロの間に二死三塁までいくが無得点。その裏中央学院、6番青木君レフト前ヒット、レフトがもたつく間にセカンドまで進塁、続く7番飯山君の送りバントが内野安打となり無死一三塁から8番村田君のライト前タイムリーで勝ち越し
八千代松陰2-3中央学院
千葉県高校野球船橋市民球場、6回裏中央学院が勝ち越したところで八千代松陰ピッチャー交替。セカンドの平野君がマウンドへ
千葉県高校野球船橋市民6回裏中央学院、なおも続く一死一三塁からセカンドゴロエラーの間に1点追加。八千代松陰2-4中央学院
二塁手で出場していた平野が救援。そのタイミングで二塁に着いた控え選手がエラーした。
千葉県高校野球船橋市民6回裏中央学院、続く二死一二塁からフェア内のキャッチャーフライを落球、二死満塁となるが、後続倒れて追加点ならず。6回終了八千代松陰2-4中央学院
千葉県高校野球船橋市民、7回表八千代松陰は四球と送りバントで二死二塁とするが後続倒れて無得点。7回表終了八千代松陰2-4中央学院
千葉県高校野球7回裏中央学院、内野安打で出たランナーが盗塁死で結果三人で終了。7回終了八千代松陰2-4中央学院
千葉県高校野球船橋市民、8回表八千代松陰、先頭の4番一宮君が二塁打で出たところで中央学院ピッチャー交替。背番号10村田君からセカンドに入っていた背番号6颯佐(さっさ)君へ交替。その後八千代松陰一死一三塁から6番出沖君のタイムリーで1点差
すみません、5番藤平君のヒット、6番出沖君の犠打でした
千葉県高校野球船橋市民、8回裏中央学院、丸山君二塁打のあと牽制死、9番森田君ヒットで八千代松陰ピッチャー交替、ファーストの出沖君がマウンドへ。中央学院更に1番颯佐君ヒットで一死一三塁、2盗後申告故意四球で満塁、3番中村君レフト前ヒットで追加点。八千代松陰3-5中央学院。
千葉県高校野球船橋市民、中央学院更に続く一死まんるは、飛び出した三塁ランナーが三塁ベースで二塁ランナーと重なり二塁ランナーがアウト。バッターはレフトフライでチェンジ
千葉県高校野球船橋市民9回表八千代松陰、先頭の代打濱辺君ヒットで、出塁。一死後2番根木君死球3番次田君のタイムリーで1点差
千葉県高校野球船橋市民、9回表八千代松陰4番倒れて二死一二塁、5番サードゴロ悪送球で満塁
千葉県高校野球春季大会船橋市民球場第1試合、最後は八千代松陰6番出沖君、ショートフライに倒れ試合終了。しかし凄い試合でした
千葉県高校野球春季大会船橋市民球場第1試合、白熱した試合でした。エラーが多かったのが残念
八千代松陰は、記録上エラー5つ
八千代松陰4-5中央学院
— 西尾典文 (@Norifumi_Nishio) 2023年4月23日
最速
中央学院
村田次朗140
颯佐心汰(2年)141
八千代松陰
水谷鑑人136
峰島拓哉134
平野凌大135
出沖駿太131▲
▲は左。颯佐以外3年。
中央学院が逆転勝ち。
八千代松陰は5番、捕手の藤平愛也(3年)が4安打に2補殺の活躍も5失策が響きました。 pic.twitter.com/Q1Ox26KGza
八千代松陰
水谷鑑人136⇒秋135
峰島拓哉134
平野凌大135
出沖駿太131▲
<コメント>
前述したが、秋快進撃を続けていた(予選で銚子商業に完勝)八千代松陰の試合がようやく見られるとわくわくしていたことを思い出す。
何かしら圧倒的なものがあるのではないかと想像していたのだ...
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▲市立船橋⇒投手力の底上げは感じられなかった
及び
ノーシード;
▲銚子商業⇒球速を142Kまで伸ばした矢澤投手の制球力向上が絶対条件。
夏に矢澤が軸となるようなら、充分に上位(ベスト4以上)に食い込む実力はある。
但し、最上級生優先のマネジメントを改めない限り、一時的に好成績を残しても復活とはならない、だろう。選手層の薄さと、チーム内競争が無いことによる、痺れる場面で本来の力を発揮できないメンタルの弱さに直結している。
下記を参照して下さい
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▲成田
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◯習志野
銚子商業と同様に、球速アップを果たした小城投手の制球力向上が絶対条件。
小林監督の手腕に期待している。
現状の対抗馬は、習志野だろう。