球場駐車場に到着したのが10:00。予想通りグラウンド不良で第1試合の開始が1時間遅れていた。多古・迫屋監督と同じタイミングだった。愛用のノックバットと赤いメガホンを携帯している。
第一試合:東京学館13-0⑤佐原白楊
第二試合;
多古先発メンバー;
1 二 岡本晴太郎 3年生
2 三 諸岡将 2年生
3 捕 所新之助 3年生
4 一 畑暢一 3年生
5 投 村山真 3年生
6 中 新谷栄人 3年生
7 遊 杉山爽 3年生
8 一 山崎夢来 3年生
9 左 山田暖人 3年生
*多古の課題は明確だった。東部地区大会での守備の崩壊を克服することだ。
メンバーを観る限り、東部地区大会と守備位置の変更はない。
銚子商業先発メンバー;
1 二 嶋野悠翔 3年生
2 中 田中蓮 2年生
3 捕 山田温斗 3年生
4 右 佐藤宏樹 3年生
5 一 鈴木眞斗 3年生
6 三 安藤悠希 3年生
7 投 澤村曜 2年生
8 左 内埜聖也 3年生 #18
9 遊 長田大豊 2年生
*左翼に、榎本に代えて、 内埜を起用した。
戦前の予想;
野田市招待の結果を観れば、他の県内招待校(市立船橋・習志野戦は中止)に比べて一段落ちる結果となった。更に緒戦の東総工業にも辛勝。
秋ベスト16の多古有利と思える結果だ。
しかし、別記事で記載した通り、東部地区大会における多古の守備崩壊は惨憺たるものだった。更に、アノマリーとして銚子商業は多古を得意としている。
2022年秋季大会予選および同じく2022年東部地区大会決勝で、村山投手を打ち込んで完勝している。
そういった意味で、村山投手がこの一冬を越えて、変貌を遂げたか(MAX130kmからの球速アップ)に注目していた。
大谷津球場のため、スピードガン表示がある。澤村投手もだが、現在位置が明確になるだろう。
11:40、銚子商業シートノック。
特段の綻びは無い。秋から修正された内容だった。
多古は、そもそもキャッチボールが乱れていた。不安な内容だった。
1回表多古
投球練習における澤村投手の球速は125kmだった。
1 116⇒二飛
2 110、107、左直
3 124F、116、115(スライダー)、114 2-2、112⇒遊ゴ
*制球重視の配球だった。
銚子商業澤村くん
— たか (@_chibakokoyakyu) 2024年4月7日
初回三者凡退の上々の立ち上がり! pic.twitter.com/Uur2T7pdjq
1回裏銚子商業
投球練習における村山投手の球速は129kmだった。
1 128、129、118(スライダー)1-2、129⇒三振
2 中安
3 116、二盗① 1-1、
驚いた。投稿されていた動画を観る限り、送りバント偏重に戻っていたからだ。
124、114、一邪飛
4 F、三ゴ
2回表多古
4 F(ファール)、123、108、114(スライダー)、内角⇒F、127⇒三振
これにも驚いた。意図的に山田捕手が内角球を要求した。
5 F、遊ゴ
6 F 0-2、127 1-2、111 2-2、115⇒三振
2回裏銚子商業
5 121 1-1、三ゴ
6 115、中安
7 125、一二塁間ヒット
一死1.3塁
8 二盗② 一死2.3塁
スクイズ 1-1、遊ゴ
二走が3塁に到達し、三走が押し出された形で(仕方なく)本塁に突入した。
タイミングはアウトだったが、判定は「セーフ」。つまり、積極的走塁だったわけではない。
多古0-1銚子商業
9 左直
3回表多古
7 125、121、114、127⇒右安
8 送りバント
9 0-2、111 1-2、2-2、107⇒三振
1 122、F、111 1-2、112 2-2、二ゴ
3回裏銚子商業
1 114、111F、1-2、126、右飛
2 108、右安
3 115、二盗③
*田中選手、2つ目の盗塁
125パスボール⇒一死3塁、三ゴエラー
多古0-2銚子商業
4 二盗④ 1-1、右翼ツーランホームラン
滞空時間の長い長距離打者特有の飛球だった。
多古0-4銚子商業
成田大谷津
— たか (@_chibakokoyakyu) 2024年4月7日
第二試合 多古-銚子商業
3回終了5-0で銚子商業がリードしています。
銚子商業4番佐藤くん(③新松戸南中)が特大ツーランホームランを放ちました! pic.twitter.com/K5BLmIBITR
5 125F、117 1-2、レフトオーバースリーベース
6 127 1-2、左犠飛
多古0-5銚子商業
7 115、127 1-1、F、115三振
4回表多古
2 死球
3 111、左飛
4 F、F、中飛(転倒)
5 右安
6 111、111、113、F、中安タイムリー
多古1-5銚子商業
7 中安タイムリー
多古2-5銚子商業
8 131、109、右安タイムリー
多古3-5銚子商業
9 三ゴ
4回裏銚子商業
8 129、123、115 1-2、129、112三振
9 117、三遊間ヒット
1 118、二盗⑤、116、122、115 3-2、中飛
5回表多古
1 127 1-2、108 3-2、遊ゴ
2 113 1-1、115 2-1、118 2-2、F、二ゴ
3 一邪飛
5回裏銚子商業
2 115 1-1、125(ボール球)三振
3 128、F、左直(ファインプレー)
*左翼手は、守備に不安があった。成長があったのだろう。
多古は、きっちり守備を鍛えて来ていた。
4 120、F、123 1-2、129⇒中安
4番佐藤選手は、2年夏まで控え投手で公式戦の出場がなかった。
実戦経験が明らかに不足していたのだ。
本塁打に続く、この痛烈なヒットは大きい。覚醒の可能性を感じた。
5 三ゴ
6回表多古
4 初球⇒右安
5 109、牽制、牽制⇒牽制死
*ビッグプレーだった
110 2-0、110 F、128 3-2、投ゴ
6 セーフティバント、128、109、死球
7 133?、右飛
6回裏銚子商業
6 125、113 0-2、124三振
7 113、113 2-0、121、126 3-1、遊ゴ
*遊撃手の守備力向上が感じられた。
8 114、117 0-2、投ゴ
7回表多古
多古、迫屋監督を中心に円陣を組む
8 F 1-1、F、121⇒三振
9 F、116 1-1、遊ゴ
1 127、119、中安
2 127 1-1、122、二盗
7回裏銚子商業
9 111、100、F、F 1-2、F、F、遊ゴ
1 102、三ゴ
2 112、126、122、117 2-2、125⇒三振
8回表多古
2 123、遊ゴ
3 セーフティバント、126 0-2、126、F、126⇒三遊間ヒット
4 113、二ゴ
5 F、126 0-2、115三振
8回裏銚子商業
3 126、114、119⇒三振
4 F、125、115 2-1、125、3-1、F、二ゴ
5 119 2-0、3-0、116、右ツーベースヒット
6 F、二走牽制死
9回表多古
6 セーフティバント、123 1-1、111 2-1、左安
7 F、遊併
8 112、113、117 遊ゴ
ゲームセット
コメント;
派手な長打に目を奪われがちだが、大事なところでの守備の差が出たように思われる(銚子商業ノーエラー)。
銚子商業の足を使った攻撃が、多古の綻びを誘導したのだろう。
この日は、ベンチワークにおいて、銚子商業が上回っていた。
県大会緒戦(2回戦)で、練習試合でも馴染みの第六地区千葉黎明と対峙する可能性がある。打撃好調の5番鈴木選手を始め、多古戦での勝利が『勢い』に繋がることを期待している。