(2023/9/4秋季大会予選・敗者復活戦最終日、以来の記事になります)
観戦時に残したメモを記憶のホットなうちに記事化することを常としていたが、その習慣が途切れてしまった。色々と理由はあったが、要するにその色々な理由を上回るエネルギーが湧いてこなかったのだ。
結論を言うと、4/2に行われた成田vs横芝敬愛戦が転機となった。
筆の重さを払拭する、様々な要素を内包した好ゲームだったからだ。
当日は9:00試合開始予定だったが、雨によるグラウンドコンディション不良により、12:00開始に変更された。
その3時間を有効に使おうと考え、グラウンド周囲の桜を観たり、
散歩がてら徒歩15分程度のコンビニでコーヒーを飲むなどしたが、まだまだ試合開始まで時間がある。
そこで記事化しなかった観戦メモを精読して、その内容を思い起こすことにした。
9/16(土)8:51~@柏の葉
中央学院10-3⑦市立柏
中央学院の応援が初回から圧倒。球場の雰囲気もそれに連れて、まるで中央学院が支配しているような状態だった。
*東部地区大会のおける東京学館の応援も凄かった。大太鼓とシンバルを交え、大声量で相手を圧倒。直感的に中央学院の影響を受けたものと感じられた。
東京学館は決勝で千葉黎明に勝利して優勝している(5-3⑩千葉黎明)。
第二試合、秀明八千代vs多古
多古・村山投手。2022年11月に開催された東部地区大会(当時1年生)から注目していた。
スライダーのキレが良く、それを活かすストレートの球速(当時MAX130km)が上がってくれば、逸材かつ多古の救世主になると期待していた。
1回裏の攻撃前、迫屋監督「縮こまってやんなって!」
多古が5回の集中打で試合を決めた。
柏の葉にはスピードガン表示がないが、村山投手の球速は変っていない、印象だった。
9/17(日)
千葉敬愛10-9⑩志学館
5回裏、志学館4番・比田勝選手の目の覚めるような右翼スリーランが飛び出し、6回にも2本の中安タイムリーで2点加点したときは、流れは完全に志学館に傾いていた。
千葉敬愛が、8回表二死満塁から右安+ファンブルで3得点。
次打者のセーフティバントが三安タイムリー。8-8同点に追いつき、
10回タイブレークで逃げ切った。
第二試合:翔凛3-6成田
ノーサイン野球と知られている翔凛。
序盤こそ選手の積極性が功を奏して接戦を演じたが、
中盤の5、6回になると、その「ノーサイン野球」とやらが成田に見透かされた。
⇒3度の二盗がことごとく刺殺された
サイン無しで、選手の判断らしいので、
・ セーフティバント
・ 盗塁
をひたすら繰り返すしかないのだ。
7回から成田は、エース仁岸を投入。MAX135km。
唯一130km台を計測した。
秋の時点では、成田の投手事情はなかなかに厳しいようだ。
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10月23日多古vs千葉商大付の試合を観戦しに行こうと、車のエンジンをかけると、バッテリーがDEAD。唖然とした。
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東部地区大会(11/3-11/19)
11/4(土)@東京学館
第一試合:成田0vs8⑦東京学館
東京学館の先発投手は、三本柱の一角、戸島投手。
気合い充分で初回から目測140km台の速球を投げ込んだ。
一方成田は、この大会を「卒業式」と位置付けており、ベストメンバーで臨まず。
共に秋季県大会でシード権を逃し、リスタートとして申し分ない組合せとなったが、
結果は見えていた。
成田は6回裏の守備で、3つの内外野エラーおよび投手の制球が 乱れ6失点した。
東京学館もベストメンバーで臨んだわけではない。
第二試合:横芝敬愛6vs12⑩多古
迫屋監督のシートノック
3回途中から登板した横芝敬愛・秋山投手。
大器を思わせる長身左腕。秋季県大会では外野手登録だった。
試合は、多古の守備(特に内野)が崩壊。
村山投手は、打たせるところが無い状況だった。
タイブレーク10回表に、2本のタームリーツーベースが飛び出し、多古が振り切った試合だった。
多古は選手層が薄く、競争原理が働かない。
また、東京学館・戸島投手と比較すると、村山投手の球速はかなり見劣りした。
せいぜいMAX130km程度だろう。
冬の期間の課題は、明確に思えた。
11/12(日)@ナスパ
多古vs市立銚子
2回から登板した市立銚子・鹿野投手が、スローカーブを多投してタイミングを外す頭脳的投球を披露。秋季大会と合わせ、軟投派左腕の台頭が目立つ。
80km台~120km前半の球速で、タイミングを外す投球だ。
孤軍奮闘状態だった、多古・村山投手。
打たせるところが無い、状態だった。
第二試合:成東2-12⑤東京学館
大太鼓・シンバルおよび大声量で相手を圧する東京学館の応援。
応援練習も充分なのだろう。
2回裏に成東が、「松戸ノート」にあっただろうバントシフト(=トリックプレー)を数回みせた。打者がバントの構えをすると、一塁手と三塁手が大声を出しながら猛然と前進してくるのだ。
東京学館の打者は「全く動じず」。
平然と自分のプレーに徹し、野手の逆をことごとく突いた。
トリックプレーは、監督と選手の野球脳が高い水準にないと成功しない。
そしてその裏付けとなるのが、ケーススタディを頭に叩き込んだ上での徹底的な反復練習だ。
はっきり言うが、付け焼き刃が丸出しだ。
悪い意味での哀愁が漂った。
メモ;
土屋が中学2年の時、3年後に千葉で「若潮国体」の開催が決まった。高校の硬式野球の開催地が銚子ということで、市内の有望な中学生を中心に強化指定選手の名目で集め、合同練習させていた。銚子商の斉藤、千葉商の蒲原弘幸、成東の松戸健ら、県下の名だたる監督がコーチとして招かれた。そのなかには、のちに銚子商でチームメイトになる1学年上の飯野哲也、岩井美樹、磯村政司がおり、習志野に進む掛布雅之(元阪神)もいた。
メモ②;専大松戸・持丸修一監督
現在は選手たちを肉体的、精神的にも徹底的に追い込んでいます。本人の実力以上のことを要求することもある。内心では「この子には無理だろうな」と思っていても、です。要求をクリアできなければ厳しく指摘して、「なぜできないのか?」と問いかける。
むやみに選手に気を使い、おだててその気にさせることだけが指導ではありません。少々酷な気もしますが、時には鞭を振り、尻を叩いてやることもチームをつくる上で重要な仕事です。無理やりにでも限界に挑戦させることで、自分の殻を破ってもらいたい。逆に言うと、その過程で音を上げるようでは成長はありません。
さすがにふてくされる選手はいませんが、重圧に弱い選手が浮き彫りになります。近頃は厳しく接しているからか、プレッシャーを感じて練習試合などのここぞという場面で特定の選手がポカを重ねてしまう。いつまでもそれが直らないようでは、夏の大会で使うのは難しい。実力があっても本番で発揮できなければ意味がありません。一度でも負けたらそこで終わりの夏の大会は、どんな場面でも信頼できる選手を使いたい。
現段階でチームの完成度は50%ほどです。限られた時間でどれだけ100%に近づけるか。選手も私も、気を抜いてはいられません。
11/18(土)準決勝 @大谷津
第一試合:市立銚子1-10⑦千葉黎明
市立銚子の先発投手は、多古戦で好投した鹿野投手だった。
第二試合:東京学館(不戦勝)vs銚子商業
実力校・東京学館を相手に、敗退から2カ月間、銚子商業がどの程度課題克服の動きをしてきたか確認できると期待していたが、試合は実施されなかった
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メモ;
4/20 10:00-14:00 アクセス数:720
4/25 4:00-6:00 アクセス数:600強