7/20 @ZOZOマリンスタジアム
八千代松陰 - 専大松戸
一般的には、深沢対強打の八千代松陰打線ということになるだろう。
しかし、八千代松陰の5回戦・準々決勝の相手は「打って当然」だったとも言える。
今回は、本物の一線級投手に対峙する。
実際の要注目は、二瓶投手が、望洋⇒明徳エースのバトンを受け継げるかだろう。
*県立船橋戦の印象は、「安定感」はある、だった。
八千代松陰 | |||||
---|---|---|---|---|---|
打順 | 位置 | 選手名 | 背番号 | 学年 | 投/打 |
1 | 中 | 宮近 大誠 | 9 | 3年 | 右/左 |
2 | 左 | 山﨑 和真 | 8 | 3年 | 右/右 |
3 | 右 | 小倉 陸登 | 7 | 3年 | 右/左 |
4 | 一 | 今田 大智 | 3 | 3年 | 右/右 |
5 | 捕 | 一色 徹也 | 2 | 3年 | 右/右 |
6 | 三 | 藤平 愛也 | 5 | 1年 | 右/右 |
7 | 遊 | 紅林 伶音 | 6 | 2年 | 右/右 |
8 | 投 | 二瓶 大紋 | 1 | 3年 | 右/右 |
9 | 二 | 満田 諒汰 | 19 | 1年 | 右/右 |
控え;
八千代松陰 | |||
---|---|---|---|
選手名 | 背番号 | 学年 | 投/打 |
豊種 竜一 | 4 | 2年 | 右/右 |
村山 幸緒 | 10 | 3年 | 右/左 |
森 陽生 | 11 | 2年 | 右/右 |
永山 翔太 | 12 | 3年 | 右/右 |
岸田 尚親 | 13 | 3年 | 右/右 |
辻井 誠人 | 14 | 3年 | 右/左 |
鈴木 翔大 | 15 | 3年 | 右/右 |
大木 翔登 | 16 | 2年 | 右/左 |
古積 充 | 17 | 1年 | 右/右 |
一色 健也 | 18 | 1年 | 左/左 |
行友 孝成 | 20 | - |
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専大松戸 | |||||
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打順 | 位置 | 選手名 | 背番号 | 学年 | 投/打 |
1(2) | 左 | 吉岡 道泰 | 7 | 3年 | 右/左 |
2(9) | 中 | 苅部 力翔 | 8 | 3年 | 右/右 |
3(1) | 遊 | 石井 詠己 | 6 | 3年 | 右/右 |
4(3) | 右 | 奥田 和尉 | 9 | 3年 | 右/左 |
5(4) | 一 | 山口 颯大 | 3 | 3年 | 右/右 |
6(5) | 三 | 横山 瑛太 | 5 | 2年 | 右/右 |
7(6) | 二 | 大森 駿太朗 | 4 | 2年 | 右/右 |
8(7) | 捕 | 加藤 大悟 | 2 | 2年 | 右/右 |
9 | 投 | 深沢 鳳介 | 1 | 3年 | 右/右 |
()は明徳戦の打順。
控え;
専大松戸 | |||
---|---|---|---|
選手名 | 背番号 | 学年 | 投/打 |
佐野 涼翔 | 10 | 3年 | 左/左 |
岡本 陸 | 11 | 3年 | 右/右 |
高橋 秀昌 | 12 | 3年 | 右/右 |
綱取 大晃 | 13 | 2年 | 右/左 |
鈴木 良麻 | 14 | 1年 | 右/右 |
平田 未来 | 15 | 3年 | 右/右 |
谷口 航輝 | 16 | 3年 | 右/右 |
中舘 宙 | 17 | 3年 | 右/左 |
上迫田 優介 | 18 | - | |
富田 隆太 | 19 | 3年 | 右/右 |
石神 遥樹 | 20 | 3年 | 右/左 |
1回表 八千代松陰
3番 小倉 陸登(右) 左打 3年 投手:深沢 鳳介
中2 2アウト2塁
1回裏 専大松戸
1番 吉岡 道泰(左) 左打 3年 投手:二瓶 大紋
右安 ノーアウト1塁
打順の組み替えが機能した。
もはや定番となった送りバントを絡めた手堅い攻撃。
4番 奥田 和尉(右) 左打 3年 投手:二瓶 大紋
右安 2アウト1塁
八千代松陰0-1専大松戸
2回裏 専大松戸
9番 深沢 鳳介(投) 右打 3年 投手:二瓶 大紋
遊ゴ失 1アウト1,3塁
八千代松陰は、細かなミスが定着している。
が、専大松戸はこのミスにつけ込めない。
この時点では、相変わらずの「投手頼み」を予期させた。
3回表 八千代松陰
三者連続三振。
逆に、これが続くとは思えない、と感じた。
3回裏 専大松戸
三者凡退。
4回表 八千代松陰
3番 小倉 陸登(右) 左打 3年 投手:深沢 鳳介
右飛 2アウト走者なし
きちんと捉えた当り。八千代松陰のキーマンになりそうだ。
後続連続四球
4回裏 専大松戸
二瓶投手の球速は130K前半~135K程度。緩急で討ち取るタイプだ。
5回表 八千代松陰 (部員数126、1年61名)
三者凡退。ここまで10三振を喫している。
5回裏 専大松戸
2番 苅部 力翔(中) 右打 3年 投手:二瓶 大紋
左安 1アウト1塁
3番 石井 詠己(遊) 右打 3年 投手:二瓶 大紋
三ギ 2アウト2塁
これも定番となった、1アウトでもスコアリングポジションに進める送りバント。
4番 奥田 和尉(右) 左打 3年 投手:二瓶 大紋
左安 2アウト1塁
八千代松陰0-2専大松戸
5番 山口 颯大(一) 右打 3年 投手:二瓶 大紋
右安 2アウト2塁
風の影響があったが、ボールを深い位置まで追った内野手との連携ミス。
こういうところで、致命傷になりかねない痛手となる。
八千代松陰0-3専大松戸
6回表 八千代松陰
5番 一色 徹也(捕) 右打 3年 投手:深沢 鳳介
右安 2アウト満塁
6番 藤平 愛也(三) 右打 1年 投手:深沢 鳳介
中安タイムリー 2アウト1,2塁
正直、巡り合わせが悪いと感じていたが、
抜擢の理由がよく分かった。
八千代松陰2-3専大松戸
6回裏 専大松戸
9番 深沢 鳳介(投) 右打 3年 投手:二瓶 大紋
投ギ 2アウト2塁
ぶれない。
>これも定番となった、1アウトでもスコアリングポジションに進める送りバント。
7回表 八千代松陰
三者凡退。
8回は2番からの好打順。相手の攻撃をピシャリと抑えてリズムを作りたい場面だ。
7回裏 専大松戸
3番 石井 詠己(遊) 右打 3年 投手:二瓶 大紋
右安 ノーアウト1塁
4番 奥田 和尉(右) 左打 3年 投手:二瓶 大紋
投ゴ失 ノーアウト2,3塁
『致命的』。3つ目の失策。
春の大会から、幾度か指摘しているが、練度が足りていない。
【投手交代】二瓶 大紋→村山 幸緒
5番 山口 颯大(一) 右打 3年 投手:村山 幸緒
中安タイムリー ノーアウト1塁
八千代松陰2-5専大松戸
6番 横山 瑛太(三) 右打 2年 投手:村山 幸緒
投ギ 1アウト2塁
徹底している。既に6つ目の送りバント。
一方で、松陰サイドに、「簡単にバントを決めさせない」という動きが(みえ)ない。
8回裏 専大松戸
八千代松陰2-7専大松戸
ダメ押し
9回表 八千代松陰
投手交代もある、と思われたが深沢続投。
深沢 鳳介:9回、球数139,三振13、四死球3、失点2
準決勝
八千代松陰
000002000=2H6E3
10002022×=7H14E1
専大松戸
チームの完成度が如実に出た試合。
専大松戸は、自分達のスタイルとなった「手堅い野球」を淡々と積み重ねた。
2試合の接戦で削られていたが、「大きく呼吸を整える」理想的なゲームだった。
7/20 @ZOZOマリンスタジアム
中央学院 - 木更津総合
中央学院 | |||||
---|---|---|---|---|---|
打順 | 位置 | 選手名 | 背番号 | 学年 | 投/打 |
1 | 二 | 山口 諒太 | 4 | 3年 | 右/右 |
2 | 投 | 門倉 幹大 | 8 | 3年 | 左/左 |
3 | 一 | 小田倉 優斗 | 3 | 3年 | 右/右 |
4 | 右 | 片山 晴登 | 9 | 3年 | 右/左 |
5 | 中 | 常世田 翔英 | 7 | 3年 | 右/右 |
6 | 捕 | 森 一輝 | 2 | 3年 | 右/右 |
7 | 三 | 鈴木 拓海 | 5 | 3年 | 右/右 |
8 | 左 | 竹谷 将太朗 | 17 | 3年 | 右/右 |
9 | 遊 | 鈴木 忍 | 6 | 3年 | 右/両 |
中央学院 | |||
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選手名 | 背番号 | 学年 | 投/打 |
細谷 怜央 | 1 | 3年 | 右/右 |
糠谷 翔大 | 10 | 2年 | 右/右 |
坂本 義仁 | 11 | 3年 | 右/右 |
髙橋 駿斗 | 12 | 2年 | 右/右 |
石田 宙大 | 13 | 3年 | 右/右 |
日下部 虎ノ恭 | 14 | 3年 | 右/右 |
小泉 真俊 | 15 | 3年 | 右/右 |
吉川 晃生 | 16 | 2年 | 右/右 |
浅井 皇介 | 18 | 3年 | 右/右 |
山本 向輝 | 19 | 3年 | 右/右 |
飯尾 嶺 | 20 | 3年 | 右/左 |
先発は、門倉 幹大(左、169/68)。
予想が外れた。勝つためには、温存していた?細谷 怜央と考えていた。
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木更津総合 | |||||
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打順 | 位置 | 選手名 | 背番号 | 学年 | 投/打 |
1 | 中 | 秋元 俊太 | 8 | 3年 | 右/左 |
2 | 三 | 菊地 弘樹 | 5 | 2年 | 右/右 |
3 | 遊 | 大西 智也 | 6 | 3年 | 右/左 |
4 | 二 | 山中海斗 | 4 | 3年 | 右/左 |
5 | 一 | 山田 隼 | 3 | 2年 | 右/右 |
6 | 左 | 朝倉 暖 | 19 | 1年 | 右/右 |
7 | 捕 | 中西 祐樹 | 2 | 2年 | 右/右 |
8 | 右 | 細野 峻矢 | 9 | 2年 | 右/左 |
9 | 投 | 神子史温 | 10 | 3年 | 右/右 |
木更津総合 | |||
---|---|---|---|
選手名 | 背番号 | 学年 | 投/打 |
島田 舜也 | 1 | 3年 | 右/右 |
三富 大輝 | 7 | 1年 | 右/右 |
越井 颯一郎 | 11 | 2年 | 右/右 |
金綱 伸悟 | 12 | 2年 | 右/右 |
春元 弘大 | 13 | 3年 | 右/右 |
須永 雄太 | 14 | 2年 | 左/左 |
村岡 泰地 | 15 | 3年 | 右/左 |
空 康輔 | 16 | 2年 | 右/右 |
古川 世那 | 17 | 3年 | 右/右 |
大曽根 蒼平 | 18 | 2年 | 右/左 |
水野 岳斗 | 20 | 1年 | 左/左 |
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1回表 中央学院
【守備交代】朝倉 暖→三富 大輝(左)
この試合も、当て馬を使った。
1回裏 木更津総合
1番 秋元 俊太(中) 左打 3年 投手:門倉 幹大
右越本
中央学院0-1木更津総合
2番 菊地 弘樹(三) 右打 2年 投手:門倉 幹大
右3 ノーアウト3塁
3番 大西 智也(遊) 左打 3年 投手:門倉 幹大
二安 ノーアウト1塁
中央学院0-2木更津総合
全く通用していない。
4番 山中海斗(二) 左打 3年 投手:門倉 幹大
三ギ 1アウト2塁
【投手交代】竹谷 将太朗→糠谷 翔大
細谷ではない。もはや何かしら異常があることは明らか。
「短いイニング限定」とか、何か制約でもあるのだろうか。
2回表 中央学院
2つの送りバントを絡め、
9番 鈴木 忍(遊) 右打 3年 投手:神子史温
三ゴ失 2アウト1塁 +1点 2 - 2
で、同点に追いつく。
中央学院2-2木更津総合
2回裏 木更津総合
不可解。一昨日に千葉黎明戦で完投した糠谷は、どう見ても本調子ではない。
3四死球+3安打で3失点。
中央学院2-5木更津総合
3回表 中央学院
2番 門倉 幹大(中) 左打 3年 投手:神子史温
右越本
中央学院3-5木更津総合
併殺打でチャンスを潰す
3回裏 木更津総合
2アウト3塁
1番 秋元 俊太(中) 左打 3年 投手:糠谷 翔大
一ゴ 3アウトチェンジ
一塁手がファンブルした。守備のリズムも悪くなっている。
4回裏 木更津総合
2番 菊地 弘樹(三) 右打 2年 投手:糠谷 翔大
死球 ノーアウト1塁
糠谷、4つ目の死球。球速も130K程度ではないか。
5回表 中央学院
この試合後、初めての三者凡退。
5回裏 木更津総合
【投手交代】鈴木 拓海→細谷 怜央
先頭打者ストレートの四球。
上体と下半身がばらばら。誰が観てもフォームのバランスが崩れている。
送りバント⇒四球。
【投手交代】細谷 怜央→石田 宙大
【守備位置変更】糠谷 翔大(一→投)
凡人では測れない自信と秘策を、相馬監督が秘めていると解釈していた。事態は「単純」だった。あのインタビューが三味線だとは思わなかった。
この事が発覚していたならば、千葉黎明戦も全く違っていただろう。
連続死球で押し出し。糠谷6死球。
中央学院3-6木更津総合
3番 大西 智也(遊) 左打 3年 投手:糠谷 翔大
押し出し四球 2アウト満塁
中央学院3-7木更津総合
4番 山中海斗(二) 左打 3年 投手:糠谷 翔大
右越本
中央学院3-11木更津総合
ぐだぐだの展開に終止符を打つ一発だった。
準決勝
中央学院
0210000=3H6E1
230061×=12H9E1
木更津総合 7回コールド
大会前、優勝候補筆頭・専大松戸の対抗軸・最有力候補と考えていた。
理由の一つが、質の高い投手のコマ数だったが、よもやの投壊となった。
(私はマスコミの奏でる「ドラフト候補」云々は、ほとんど考慮していない。)
春季大会で細谷投手の投球回数は、わずか5回1/3。
彼を軸に回すための、夏を見据えた戦術だったはずだ。
<追記>
5月末の練習試合を最後に実戦登板がなかった理由を右肘の靱帯(じんたい)損傷と明かした細谷は「(2年の)糠谷を少しでも助けられればと思ったが悔しい。最終的にはプロに行きたい」と話した。