「サイン盗み疑惑」の真相

習志野がしたとされる「サイン盗み疑惑」に特化したブログとしてスタート。その真相を明らかにした。< 続章>「サイン盗み疑惑」の真相は、朝日新聞を筆頭とする在日集団による捏造事件でした。甲子園を「良識ある高校野球ファン=日本人」が、将来の子供達の為に取り戻さなければなりません。<3章>高校野球の正常化には、『政治』の正常化が欠かせません。在日集団=NWO勢力(WEFのパペット)に侵された「現実」に踏み込む。<4章>に向けた準備期間として「力」を貯めています。(国際政治を取り上げる構想を棚上げ中)

#習志野 二段・三段構えのゲームプラン及ばず #専大松戸 は、千葉代表として『全国制覇』を明確に狙って貰いたい

 

春のコールド負けは、全く参考にならないことは明らかだった。

 

 

 

 

 

1回表<習志野>

予想通り、状態の良い梅澤投手が先発となった。

 

1 藤崎③ 141K、140 2-0、139、142 3-1、139⇒四球

2 寺崎③ 三犠
3 栗山③ 140、139 2-0、138、140 2-2、142 3-2、四球

梅澤投手の表情がこわばっている

一死1.2塁

 

4 佐藤③ 97、139⇒右安タイムリー 習志野1-0専大松戸

 

一死1.3塁

5 根立② 99、投ゴ 習志野2-0専大松戸

一死2塁

6 日下③主将 99、97⇒三ゴ

 

1回裏<専大松戸>

先発投手は、奇襲ではなく、正攻法が選択された。

球速で押すのではなく、制球力重視ではないだろうか。

前試合、救援登板の内容が、証明している。

 

1 大森③主将 117、121、126、120 2-2、120⇒三ゴ
2 清水友③ 112、139、140、138、116 2-2、136⇒レフトオーバーツーベースヒット
3 中山② 139、114 2-0、120、119 3-1、117 3-2、123⇒四球

一死1.2塁

 

4 𠮷田③ 123、139、124 2-1、119 2-2、外角スラーダー⇒右安

一死満塁

5 広川③ 直球、140⇒中安タイムリー 習志野2-2専大松戸

一死1.2塁

6 上迫田 115、120 0-2、136、116⇒三振
7 太田③ 120、138、134⇒センターオーバータイムリーツーベースヒット

習志野2-4専大松戸

8 梅澤②#16 三ゴ

 

「制球力重視」が持ち味(荒れ玉だが球速で押す)を殺している。

通じず。

制球難が招いた苦し紛れの投球の印象だ。

 

 

2回表<習志野>

7 成田③ 118、100、こわばっている 、138 2-2、142⇒三振
8 鈴木③ 98、100 2-0、144、144 2-2、141、100 3-2、左飛
9 代打:岡田(1年生) 137、140⇒右ホームラン 

 

習志野3-4専大松戸

 

1 藤崎③ 139⇒投ゴ

 

2回裏<専大松戸>

投手交代:#15石井

 

9 宮尾③ 139、138、

1 大森③主将 3-0、136、136⇒バントの構えで牽制→四球
2 清水友③ 135、直球⇒左飛
3 中山② 139、136 2-0、138

二盗

遊ゴ

 

 

3回表<習志野>

2 寺崎③ 97、132⇒一ゴ

こわばっている

3 栗山③ ? 133、140 2-1、132 2-2、レフト線スリーベース

4 佐藤③ 143、137⇒死球

一死1.3塁

 

5 根立② 100、101、142⇒左中間タイムリーツーベースヒット

習志野4-4専大松戸

 

投手交代:#10青野

一死2.3塁

6 日下③主将 外す、二直 二走よく戻った

7 成田③ 135⇒二飛

青野投手、内角シュートで詰まらせた。

 

3回裏<専大松戸>

4 𠮷田③ 140、138⇒死球 双方にとって「痛い」

5 広川③ 一犠

一死2塁

6 上迫田 136バントファール、136、136⇒遊ゴ
7 太田③ 115、中安タイムリー 

習志野4-5専大松戸 先頭打者に与える四死球は、なぜかこうなる

 

8 青野③ 138、109⇒投ゴ

 

守備の(非常に)良い成田選手に代わり、打が魅力なのだろう。

代打本塁打を放った岡田(1年生)をそのまま残している。

ポイントになりそうだ。

 

守備交代:吉田⇒#12渡辺(3年生)

4回表<習志野>

8 鈴木③ 遊ゴ
9 岡田#17 中安

1 藤崎③ 走者を置いてのシュートを磨いてきたようだ

109、一犠⇒お見合い一安

一死1.2塁

 

2 寺崎③ 129⇒投犠

二死2.3塁


3 栗山③ 122、135 1-1、135 2-1、三ゴ

 

 

4回裏<専大松戸>

9 宮尾③ セーフティバント→三安

1 大森③主将 2-2、91ワンバウンドのボール⇒三振 
2 清水友③ 114、110 1-1、エンドラン⇒一ゴ

二死2塁


3 中山② 申告敬遠

4 渡辺③ 122、111 2-0、

渡辺選手の出来が、専大松戸にとって、最大のポイントになるのは間違いない

133 3-0、 ストレートの四球

習志野サイドから見ると、全くの想定外

 

投手交代:#14湯浅

 

二死満塁

5 広川③ 99、106 0-2、119、93 2-2、98 3-2、ファール、中飛

この試合、最大のポイントになりそうだ。

 

 

5回表<習志野>

4 佐藤③ 112、135、135 左飛ファインプレー 

主審は、右打者内角のストライクゾーンが広い

 

5 根立② 中ツーベースヒット

6 日下③主将 内角シュート⇒三ゴ

7 湯浅③ 134、122 0-2、とにかくこの主審は、右打者の内角のゾーンが広い 120、133、131⇒捕ゴ

 

5回裏<専大松戸>

6 上迫田③ カーブ、直球、カーブ、97⇒中安 
7 太田③ 120、120⇒捕犠

一死2塁

8 青野③ 107⇒右飛

9 宮尾③ 98⇒左飛

 

 

6回表<習志野>

8 鈴木③ 2-0、131、132⇒遊ゴ
9 岡田①#17 初球⇒中安

1 藤崎③ 111、127 2-0、三遊間ヒット 犠打ではなく、一転ヒッティング

一死1.2塁

2 寺崎③ 2-1、1.2塁間タイムリーヒット

 

習志野5-5専大松戸

 

一死1.3塁

3 栗山③ 三飛

4 佐藤③ 116、113、135

二盗

二死2.3塁

132 3-1、三遊間タイムリーヒット

 

習志野7-5専大松戸

 

二死1塁

5 根立② 136⇒中飛

 

 

6回裏<専大松戸>

1 大森③主将 104、108、98セーフティバント⇒ファール、122、99⇒左飛
2 清水友③ 120、108、96⇒遊ゴ
3 中山② 110、107(スライダーらしい)、1-2、113、98、99⇒左飛

術中。スローカーブを引っ張るようだと厳しい。

三者凡退

 

 

7回表<習志野>

6 日下③主将 2-0、131、132 2-2、132 3-2、132⇒遊ゴ

7 湯浅③ 132、133、120 1-2、133⇒二ゴ

8 鈴木③ 109 60球目、136、134、136 2-2、133⇒三振

 

7回裏<専大松戸>

4 渡辺③ 100、95⇒三ゴ

5 広川③ 120、119⇒1.2塁間ヒット

6 上迫田③ 左打者の外角98 主審の癖を利用している、105、99、96⇒遊飛
7 太田③ 110、136⇒三遊間ヒット

二死1.2塁

 

8 青野③ 109、110 0-2 遊ゴ

 

 

 

8回表<習志野>

9 岡田①#17 投ゴ 解説「柔らかくて、銚子商業篠塚に似ている」

1 藤崎③ 2-2、131⇒二安

2 寺崎③ 129バント失敗、129⇒一犠

またも一死からの犠打で、二死2塁

 

3 栗山③ 129、1.2塁間ヒット

4 佐藤③ 死球

二死満塁

 

専大松戸のプロ注目右腕・平野大地投手(3年)は準備を続けていたが、登板しなかった。

青野投手続投。持丸監督は我慢するしかない。

5 根立② 134、134⇒中飛

 

 

8回裏<専大松戸>

9 宮尾③ 94⇒2度目のセーフティバント一安

習志野は「無警戒」だった。

 

1 大森③主将 117、1.3 0-2、136??、98⇒ライト線ツーベースヒット

一死2.3塁


2 清水友③ 115、

習志野伝令を送る

97 1-1、101 2-1、一ゴ

習志野7-6専大松戸

 

一死3塁
3 中山② 三ゴ⇒フィルダースチョイス

 

 

習志野7-7専大松戸

 

 

一死1塁

4 渡辺③ 投犠

二死2塁

5 広川③ 申告敬遠

 

6 上迫田③ 116、98 1-1、98⇒捕手、2塁牽制⇒アウト

このプレーで、専大松戸に傾く流れを押しとどめたようにみえた。

 

 

9回表<習志野>

6 日下③主将 初球⇒投ゴ

湯浅続投;

7 湯浅③ 0-2、三球三振

 

8 鈴木③ 134、135 1-1、135 1-2、136⇒右安

9 岡田①#17 130、130 1-1、118 2-1、134⇒二ゴ

 

9回裏<専大松戸>

6 代打:小林 2-0、95 2-1、95⇒二ゴ好守

 

7 太田③ 99、101 1-1、108⇒二安

 

後攻めが有利となった場面;

8 青野③ 一犠

二死2塁

 

9 宮尾③ 97 1-1、ファール 1-2、右中間ヒット

 

習志野7-8専大松戸

ゲームセット

 


<コメント>

専大松戸・青野投手の粘りが、打線の奮起をもたらした。

影のMVPは、急遽出場したにもかかわらず、何事もなかったように守備の要として機能した、  渡辺眞翔捕手だろう。

 

 

習志野・小林監督は、やはりただ者ではない。

2人の「外野手登録」だったはずの  湯浅 夏樹 ・ 石井 涼、両投手を公式戦に起用して、尚且つ大会を通じて主戦投手にまで引上げた。

 取手シニアでは投手で、高校入学時に外野手転向2年秋、小林徹監督(61)に再び投手転向を志願した。「このチームで居場所があるとしたら投手」、最後の夏にかけた。専大松戸の平野とは取手シニアのチームメート。平野は「湯浅が腕を振って投げている姿に刺激を受けた」と、その成長を認めた。湯浅は2万人の観衆が見守る中、りんとマウンドに立ち続けた。

 

岡田諒介 内野手(1年生)の起用と、その後にゲームに出し続けた判断(賭け)も凄みがある。

*大会を通じ、再三守備でチームのピンチを救っていた、成田選手をベンチに下げた。

 

 

最後は、専大松戸のこの1年の経験と総合力が上回ったゲームだろう。

仮にTBに持ちこんでいたとしても、専大松戸の優位は変らなかったように思える。

 

既に、選抜敗退後、選手間で全国制覇を目指そうと目標を立てた、という記事をみたが、学校として初勝利とか、甲子園で2勝とか3勝とかではなく、

千葉の代表として、『全国制覇』を明確に狙って貰いたい。

チームで掲げる二つの目標。「県内公式戦無敗」と「全国制覇」。センバツ8強を達成したが、甲子園で敗れた日の夜、主将の大森准弥を先頭に「俺たちならもっとできる」と部員全員が唱えた。

 

 

かつての千葉県代表のように。

 

 

引用:

比較;2010年、20年振りに甲子園出場を決めた成田・選手達の目標は、

きっぱりと「全国制覇」だった。

1990年は、35年振りの出場で、優勝した天理に2-3で惜敗(逆転サヨナラ)。

分厚い伝統を持っている。

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追記;

大森は「春のセンバツで負けた悔しさを夏の甲子園にぶつけ、1戦必勝で全国制覇を目指して頑張ります」と、力強く誓った。

 

 

さらに持丸監督は、2年ぶりとなる甲子園出場に向けて「一生懸命練習して、春の成績を上回りたい」という新たな目標をマイクの前で語ってくれました。

www.youtube.com

 

全国制覇という言葉は使っていない。

 

 

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専大松戸・持丸監督、決勝でプロ注目の平野を登板させなかった理由を説明 平野、甲子園で「監督の期待に応えたい」
 
 
 「高校野球千葉大会・決勝、専大松戸8-7習志野」(27日、ZOZOマリンスタジアム)

 劇的なサヨナラ勝ちで春夏連続の甲子園を決めた専大松戸。接戦にもかかわらず、最後までプロ注目の最速151キロ右腕・平野の登板はなかった。

 その理由について持丸監督は「今日は使う気がなかったです。フォアボールの出る投手は大事なトーナメントで当てになりませんわ」と、準決勝の志学館戦でも3回途中4失点だったエースに厳しい言葉を発した。

 それでも背番号1への期待は変わらない。「平野がしっかりしていれば3点、4点で勝てる。打つのはまぐれですから」と持丸監督。サヨナラ打を放った宮尾も「もう一度、平野を甲子園に連れていきたかった」とエースの復活を期待した。

 復活が待たれる平野本人も「言ってくれるだけありがたい。監督の期待に応えたい。甲子園では悔いのないように戦いきりたい」と前を向いていた。

 

<コメント>

プロ注目の最速151キロ右腕

このマスコミが常用する枕詞には、全く興味も、意味もない。

 

それでも背番号1への期待は変わらない。

これも、持丸監督の真意ではなく、ただのマスコミの願望に過ぎない。

 

【概要:夏の甲子園2023年 主な大会日程等】
・日程 :2023年8月6日(日)〜8月22日(火)
・抽選会:8月3日(木) 14:00開始予定
・休養日:3回戦•準々決勝•準決勝の翌日(3日)

 

開幕まで僅か10日間で制球難およびフィールディングの改善など事実上不可能だ。

 

昨秋の県大会の状態を前提とした、選抜までの起用ではなく、

>平野がしっかりして

いない前提で、選手権までの調整をすることになる、だろう。

 

本日の決勝同様、先発の軸は梅澤投手(2年生)で、

最も信頼感のある青野投手に、どの様に繋ぐかがポイントになりそうだ。

「冷徹な」持丸采配に期待したい。

 

満員の観衆と異様な雰囲気に飲まれた印象のある梅澤投手(2年生)だが、

それを経験したことに価値がある。

継続する常勝軍団を造るなら、その「計算」は明らかだ。

>「冷徹な」持丸采配に期待したい。

 

投手陣の頭数は豊富だが、ハイレベルな相手に通用する投手は限定的になる。

 

 

追記;昨秋の県大会準々決勝(木更津総合戦)を100とするならば、40-50程度だろう。

更に、フィールディングの改善が必要だ。

たったの1週間程度の時間で。

 

高校野球の激戦区・千葉県大会を制した専大松戸は春に8強入りしたセンバツに続き、2季連続で聖地に立つ。

習志野との27日の決勝戦は両チーム合わせて27安打の乱打戦だった。先発の梅沢は2回と3分の1を投げ、4失点で降板。マウンドを引き継いだ青野が鎮火に成功するも、六回に3失点し、2点を追う厳しい展開に。逆転するにはもう点をやれない状況──。しかし、それでも出番がなかったのがプロ注目の最速151キロ右腕・平野大地だ。

試合はサヨナラで決したが、仮に延長戦に突入しても、「平野を出すつもりはなかった」と、持丸修一監督(75)は渋い顔でこう話す。

「平野はあまり調子が良くない。一時期、球速が140キロ程度まで落ちました。本人は速い球を投げたい気持ちが強くて、140キロ後半まで持ち直しましたが、それだけじゃダメなんです。結局、よく打ち込まれている球速が遅くても打者を抑えられるような投球を模索しなきゃいけません。それに、四球を出しがちだから、大事な試合で使えません。甲子園? う~ん。あと1週間の様子を見て。今日投げられなかった悔しさをバネにしてもらいたい。本人もそのつもりだろうし、期待はしていますけど」
球速にこだわるほど、登板からは遠ざかる。エースから一転、甲子園での登板すら不透明だ。プロのスカウトの中には、「春から夏にかけて大きくフォームが変わったのが気がかりです」と、評価を決めあぐねる向きもある。

前回登板の準決勝・志学館戦は2回と3分の1で4失点と精彩を欠いた。複数球団がドラフト上位候補としてリストアップしているだけに、スカウトはヤキモキしているに違いない。

 

 

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追記;

深遠な意図が読めなかった、小林徹監督の「勝つための」チーム作りの『誘導』を理解した。筆者は、そもそも銚子商業ファンなのだが、その圧倒的指導力の差に愕然とさせられる。

*別途、「擬似的議論」で銚子商業マネジメントの問題点を浮き彫りにすることを試みている。

 

千葉・習志野、選手が選手を選んだ「勝つための精鋭」20人…それでも遠かった甲子園
7/28(金) 10:04配信


 夏の高校野球千葉県大会は27日、ZOZOマリンスタジアムで決勝が行われ、専大松戸が8―7のサヨナラ勝ちで習志野を下した。同点で迎えた九回、9番・宮尾が決勝打を放った。専大松戸は2年ぶり3度目の優勝を果たし、春夏連続で甲子園に出場する。専大松戸は1986年の拓大紅陵以来37年ぶりに、前年秋、春、夏の全ての県大会を制した。全国大会は8月6日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する。

 

「最高のチーム」に感謝 日下遙琉主将(習志野3年)
習志野・日下遙琉主将

 甲子園への道は、これほどまでに遠いのか。八回まで2点をリードしながら、その裏に追いつかれた。

 「この回に点を取らなくては」。直後の九回、先頭で打席に立つ。初球の真ん中の直球に手が出た。だが、打ち損じ、投手ゴロに。一塁には間に合わなかった。

 「あの時に塁に出ていれば」。専大松戸の選手たちが校歌を歌う間、涙があふれ、天を仰いだ。

 今春、藤崎凌太郎副主将(3年)と一緒に、小林徹監督に呼び出された。「お前たちでメンバーを決めろ。情は入れない方がいいとだけ告げられた。「勝てるチームを自分たちが作れ」。そう言われていると感じた。

 選んだメンバーで臨んだ春の県大会は試練が待っていた。準決勝で専大松戸に中盤に引き離され、七回コールド負け。小林監督に「間抜けなチーム」と評された。好機をものにできず、守備もミスが多かった。

 「汚名を返上したい」。最後の夏に向け、「勝つチーム」への思いを強くした。藤崎副主将と話し合い、2人が納得した選手でない限り、メンバーに選ばないことにした。苦楽をともにした3年生を外すこともあった。「胸が痛かった。でも、勝つためには仕方ない」

 そして、夏を前にできあがった精鋭20人に伝えた。「甲子園に行けなかった先輩の仇(かたき)を取ろう」

 仲間たちは奮起した。今大会、準決勝までの6試合は全て先制点を奪い、相手を終始リード。投手陣は安定した投球で逆転を許さなかった。4年ぶりの「美爆音」と大声援に背中を押され、栄冠は目前に迫った。

「最高のチームだった。勝ち続けて、それを証明したかった」。最後は仲間たちに感謝し、人目をはばからずに涙を流した。春に惨敗した強豪を「リベンジ」寸前に追い込んだチームは、「最高の成長」を証明した。

(本田麻紘)

 

今大会ブレイクの背番号「14」、悔やまれる一球
4回途中から登板し、粘りの投球を見せた習志野・湯浅(27日、ZOZOマリンスタジアムで)

 今大会で公式戦で初登板し、快投してきた習志野の背番号「14」湯浅夏樹投手(3年)が、最後の一球に泣いた。

 同点で迎えた九回二死、二塁。「甘い、やられた」。この日の71球目、外角低めを狙ったカーブが高く浮いてしまった。専大松戸の宮尾日向選手(3年)に右中間に運ばれ、サヨナラ負けが決まった。

 準々決勝の市立船橋戦で先発し、公式戦初登板遅いカーブを主体とした打たせて取る投球で、昨夏の優勝校を1失点に抑えて完投勝ちした。準決勝の千葉商大付戦でも先発し、六回まで無失点に抑えた。自身の投球は「味方がしっかり守ってくれるから成り立つ」と仲間も堅守でもり立てた。

 この日は四回二死満塁のピンチで登板。後続の打者を外角低めの直球で中飛に仕留め、得点を許さなかった。低めに球を集め、七回までは無失点に抑えた。だが、八回に2安打を浴びて、内野ゴロなどで2点を奪われ、追いつかれた。

 試合後は「最後の一球で自分がやってきたことができなかった。情けない」と目を赤くした。高校で野球をやめる予定だったというが、「きょうの結果が悔しいので考え直します」と語った。