夏・秋と消化不良が続いたため、千葉代表2校が出場する大会2日目を観戦することにした。ゼットエーよりも近い(結果的に天台球場に行くのと同程度だった)が、大会会場の駐車場の位置・キャパなど不確定要素があるため、高校野球観戦の基本通り、早めに到着できるようにした。正解だった。
2会場が徒歩15分程度の至近距離にあり、ネットで観る限り駐車場が「共有」であるらしい。
目的地は、成田戦が開催される「県営大宮公園」だったが、とにかく駐車できる状況なら確保を優先させた。
不確定要素その1の的中は、複数の誘導員が、「県営大宮公園」と「レジデンシャルスタジアム大宮」の区別ができていないことだった。
結果的に駐車した 場所は、「レジデンシャルスタジアム大宮」と至近距離の臨時駐車場だった。注目投手がいる専大松戸人気なのだろう。開始75分前の9:15で内野席ほぼ満席だった。
「県営大宮公園」で座席を確保したのが丁度シートノックを開始するタイミングだった。
第1試合[1回戦]
山村学園(埼玉3位)初出場 vs 土浦日大(茨城1位)2年連続11回目
2019、2022と春季関東大会で千葉代表2校を粉砕した山村学園と、一部のYoutuberが根拠不明だが「優勝候補」に上げた馴染みのある土浦日大。興味があった。
観戦した中で感じたポイント;
・ 土浦日大の先発投手は、#1藤本 士生(180/78)。
試合開始前の為、スピードガン表示がなかったが軟投型左腕と即断できた。
球速は130Kにもほど遠いと視認できた。これでは、強打が売りの山村学園が新チームでも同じイメージなら通用しそうもない。
一回表の球速;
97、118、126、124、100、101、101
一塁手の好守備(一邪飛x2)もあり、無難な立ち上がりだったが、目が慣れたら厳しいだろう。
・ 山村学園の先発は、こちらも#1鹿島 駿吾。こちらも右サイドの軟投タイプだ。
1回裏の球速;
122、119、91、114、119、117、110、120、120、120、124、117
二盗2つを絡め、中安タイムリー2本で、土浦日大が2点を先制した。
勿論投手の評価は球速だけではないが、緩急を活かすにも限度というものがある。
両投手とも、現段階ではこのレベルでは通用しそうもない。
2回表 山村学園
3安打と犠飛で追いつく
山村学園2-2土浦日大
2回裏 土浦日大
【投手交代】阿部 楓太→西川 歩
この山村学園・吉田監督の素早い判断が勝負を分けた。
やや1塁側のバックネット裏で観戦したため、山村学園ベンチがよく見えたが、大声で選手を鼓舞する姿が印象的だった。
西川投手の球速;
130、130、132、93、123、112、127、113、128、125、124
左中間のフライをレフトとセンターが交錯して1点を奪われたが、3奪三振。
山村学園2-3土浦日大
遅い球ばかり見せられたので、130Kが早く感じられた。
ここまでは、関東大会というイメージではなかった。
・ 山村学園は攻めが手堅い。無死1塁の場面では徹底して送りバント。
・ 土浦日大は野球を知っている子がいるのは見て取れるが、泥臭く何が何でも点を奪うといった執着心が感じられない。どうやって茨城県大会を勝ち抜いてきたのかイメージが湧かなかった。
9回に登板した#10の二番手投手もMAX130K。投手陣の球威不足が明らかだ。
2023/05/04追記;
>9回に登板した#10の二番手投手もMAX130K
球速を格段にアップさせている。
土浦日大
— 畔上 (@7C6BOydnGj4CyBi) 2023年5月3日
エース小森君
初回148キロ記録 pic.twitter.com/cWIyBbrBKt
スコアだけ観れば、山村学園の鮮やかな逆転勝利。
8回裏のスクイズ失敗が響き、流れを呼び込めなかったのが土浦日大の敗因の1つだが、最終回にエースが捕まったのは必然だろう。
山村学園のエラーは4つ。
ベスト4に勝ち上がるまでは、内容ではなく「結果」だが、好ゲームとは言い難い内容だった。
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第2試合[1回戦]
成田(千葉2位)16年振り7回目 vs 山梨学院(山梨1位) 2年連続12回目*参加32校
2022年観戦した成田戦
・ 4/23、成田5-9東海大浦安
・ 7/16、成田4-1我孫子
・ 7/21、成田4-3⑩銚子商業
・ 9/24、成田2-1八千代松陰
・ 10/1、成田5-3拓大紅陵 *テレビ視聴
山梨学院有利の声が多いようだったが、成田に勝機ありとみていた。
その条件は、
・ 齋藤投手が普段通りの投球をすること
・ 経験豊富な尾島監督が、選手の緊張をほぐしいつも通りのプレーができるようにマネジメントすること
更に、その采配
(・ そしてなによりベストメンバーで臨むこと)
*これは当たり前で、条件としてカウントしていなかった
だった
シートノックを観る限り、やはり久しぶりの出場。選手の硬さが目についた
県大会準決勝での先発メンバー;
1、2番の出塁率と、打の中心で勝負強い加古選手がキーマン。
1年生の4番については、粘り強く経験を積ませているのだろう。
柔らかさに欠け、確実性がない。
先発メンバーのアナウンスを聴いて、これは厳しいと感じた。
打の中心2名がいない。
少ないチャンスを活かして勝ち上がってきたが、得点力が大幅ダウンするとしか考えられなかった。得点のイメージが湧かない。
・ 齋藤投手は、序盤の3回4四死球を出した。緊張からだろう。要所を凌ぎ、1失点。
中盤3イニングは、三者凡退と立ち直った。
終盤の2失点は、味方の援護が期待できず、気持ちが萎えた為だろう。
・ 山梨学院先発の#10林 謙吾投手は、MAX[135Kのストレート(+気迫)で押す投球。
2番手の #1星野 泰輝投手は、左腕、MAX129Kとスライダーのコンビネーション。
結果;悪い意味で予想通りとなった
成田は、犠打、盗塁ともにゼロ。
つまり、何もしていない。
<コメント>
帰路、成田父母会の皆さんと一緒になった。
ちらっと、加古選手は怪我か「なんか」ですか?
と話しかけようとしたが止めにした。
「経験、経験」と言い聞かせている姿が印象に残った。
第2試合
— たくみ (@_takumi_0520) 2022年10月23日
成田ー山梨学院
成田の野球応援がすごいです。
音の迫力が段違い!
さすが野球応援王国の千葉
って感じです。#成田 pic.twitter.com/kFCkUT9uRm
他3校と比較して、圧倒的だった。
成田高校、コロナでベストメンバー組めなかったとの噂だけどエース斎藤が山梨学院打線をほぼ完璧に封じ込めてたし県準優勝納得の出来だったよ
— りお (@Area66_okaka) 2022年10月23日
成田高校、コロナでベストメンバー組めなかったとの噂だけど
<コメント>
事実なら、違った意味で残念だ。
高校野球界における、「コロナ脳」支配は誠に深刻だ。
妙なマニュアルが存在するのだろう。
選手は、風邪を引くことすらできない。
PCRなどの検査をすることで、「存在証明がない」コロナとやらが発生するカラクリなのだから...
追記;2022/11/14
>成田高校、コロナでベストメンバー組めなかったとの噂だけど
事実であることを確認した。
この大会が、全く別物になった可能性があるだろう。