ようやく、待ちに待った秋季関東大会が開幕する。
個人的には、「真剣勝負」に興味をもっているので、準々決勝までがその対象となる。
昨年から高校野球に対する関心が復活したため興味深く観ていたが、準決勝以降は「消化試合」の様相だったと考えている。
習志野を応援していたため、一縷の望みをかけて東海大相模の勝ち上がりを期待していたが、あまりにあからさまな「捨てゲーム」の采配に、逆に関心したことが記憶に残っている。目標はあくまで甲子園出場であるということだ。
「第73回秋季関東地区高等学校野球大会」準決勝・決勝をJ:COMチャンネルで初放送
どうせやるなら、緒戦こそ中継してもらいたいものだ。
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【24日 ZOZOマリンスタジアム】
第2試合 13:00 國學院栃木(栃木1位)vs 東京学館(千葉2位)
國學院栃木は、28失点したものの、それを大きく上回る46得点の猛攻で県の頂点に立った。柄目監督によると、大会前は優勝できるチームだとは思わなかったが、一戦ごとに勝ち上がって強くなった。
打線のキーマンは決勝戦でサヨナラ安打を放ち、4番ショートとして活躍した最上 太陽は県の優秀選手に選ばれた巧打の遊撃手。その他にも高打率をマークしてきた二塁手・関 凜斗など巧打者が揃う。投手陣は昨年のような速球投手揃いの投手陣ではなく、右腕の林 尚輝を中心に粘り強く投げきるスタイルだ。
対する東京学館は快進撃を続け、準決勝で専大松戸相手に9回に逆転勝利を収め、決勝でも木更津総合相手に1点差の勝負を演じ、強烈な印象を残した。強豪相手に拮抗した勝負が演じることができるようになったのは各野手陣の働きだ。その中でも特に注目したいのが、高校通算17本塁打を誇る遊撃手・粟飯原 龍之介(あいはら)。県大会では3本塁打を放ち、県内トップクラスの野手へ成長した。チーム打率.312と決して高いわけではないが、これまでの勝ち上がりを見ればわかるように、ここ一番での集中打が怖いチームだ。投げては最速137キロ右腕・根本 匠が粘り強い投球を見せる。突出して速いわけではないが、打者の手元に落ちるカットボール、ツーシームで県内の強豪を抑えてきた。
お互い接戦を勝ち抜いて勝ち上がっただけに終盤まで激しい戦いが期待できそうだ。
【注目選手】
最上 太陽(國學院栃木)
関 凜斗(國學院栃木)
林 尚輝(國學院栃木)
粟飯原 龍之介(東京学館)
根本 匠(東京学館)
【秋季関東大会】ZOZOマリン第2試合(午後1時予定)東京学館が先攻。先発は背番号10の田中。1番に粟飯原、3番に矢原。国学院栃木の先発は背番号10の右腕加藤。#千葉日報
— 千葉日報スポーツ (@chiba_sports) 2020年10月24日
東京学館 | |||||
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打順 | 位置 | 選手名 | 背番号 | 学年 | 投/打 |
1 | 遊 | 粟飯原 龍之介 | 6 | 2年 | 右/左 |
2 | 左 | 岡田 雅親 | 7 | 2年 | 右/右 |
3 | 二 | 矢原 慶人 | 4 | 2年 | 右/左 |
4 | 右 | 前田 大晴 | 9 | 2年 | 右/右 |
5 | 一 | 細越 陸 | 3 | 2年 | 右/左 |
6 | 中 | 升田 樹 | 8 | 2年 | 右/右 |
7 | 三 | 平尾 匠 | 5 | 2年 | 右/右 |
8 | 投 | 田中 千歳 | 10 | 1年 | 右/右 |
9 | 捕 | 入山 歩望 | 2 | 2年 | 右/右 |
国学院栃木 | |||||
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打順 | 位置 | 選手名 | 背番号 | 学年 | 投/打 |
1 | 三 | 平井 悠馬 | 5 | 1年 | 右/右 |
2 | 一 | 樋口 慧汰 | 3 | 2年 | 右/左 |
3 | 左 | 佐鳥 雄翔 | 7 | 2年 | 右/左 |
4 | 遊 | 最上 太陽 | 6 | 2年 | 右/右 |
5 | 二 | 関 凜斗 | 4 | 2年 | 右/右 |
6 | 右 | 森田 凜 | 16 | 2年 | 右/左 |
7 | 中 | 海老原 大介 | 8 | 2年 | 右/右 |
8 | 捕 | 伊東 大志 | 12 | 2年 | 右/右 |
9 | 投 | 加藤 染 | 10 | 2年 | 右/右 |
まず、驚いたのが、次戦(健大高崎6-1日本航空)が27日にもかかわらず、両チームの先発投手がエースではなかったこと。
特に、2試合の視聴により、チーム事情をある程度理解している東京学館。
1回表 東京学館
1番 粟飯原 龍之介(遊) 中飛
勝負はここから始まっていた。
*「粟飯原シフト」野手が極端に一塁側へ寄るシフトを敷いた。
2番 岡田 雅親(左) 中安
4番 前田 大晴(右) 死球、2アウト1,2塁
5番 細越 陸(一) 三ゴでチャンス活かせず。
1回裏 国学院栃木
1番 平井 悠馬(三) 四球
緊張からか、最もやってはいけない立ち上がり。
右安⇒送りバント、1アウト2,3塁
5番 関 凜斗(二) 三安 東京学館0-1国学院栃木
後続凡退。1点で凌いだ。ガタガタと崩れてもおかしくない立ち上がりだった。
2回表 東京学館
三者凡退。
2回裏 国学院栃木
三者凡退だが、
9番 加藤 染(投)が、8球を投じさせた。
田中 千歳、2回で37球。
3回表 東京学館
一死後、
1番 粟飯原 龍之介(遊) 左2
2番 岡田 雅親(左) 遊ゴ、2塁走者アウト(6-5)
2アウト1塁⇒走塁死: 粟飯原 龍之介(3回)
3番 矢原 慶人(二) 死球、2アウト1,2塁
4番 前田 大晴(右) 二飛、あと一本が出ず。
3回裏 国学院栃木
1番 平井 悠馬(三) 四球
初回と同じ事の繰り返し。
2番 樋口 慧汰(一) 左2 ノーアウト2,3塁
【投手交代】田中 千歳→根本 匠
残念ながら、致命的な選手起用の失敗、に思える。専大松戸戦でも、球速はあるが、制球に不安があった。また、モーションが大きく、その隙を突かれて、二盗を許していた。
一死後、
4番 最上 太陽(遊) 右3タイムリー、東京学館0-3国学院栃木
5番 関 凜斗(二) 右安タイムリー、東京学館0-4国学院栃木
4回表 東京学館
一死後、
6番 升田 樹(中) 中安 1アウト1塁
次打者凡退。
8番 根本 匠(投) 一塁牽制を3度続けた。柄目監督が、東京学館戦のビデオを通じた研究の成果が窺える。
三振。
4回裏 国学院栃木
二死後、
1番 平井 悠馬(三) 死球
ここまで、全打席出塁(四球、四球)。苦戦の要因だ。
2番 樋口 慧汰(一)
当たっている樋口の打席で
1塁走者盗塁死
想定されていた、専大松戸戦(序盤で二盗4度成功)を意識した采配。これを許せば更に一方的試合になっていただろう。
5回表 東京学館
三者凡退。
5回裏 国学院栃木
二死後、
4番 最上 太陽(遊) 遊ゴ失 2アウト1塁
5番 関 凜斗(二) 左安 2アウト1,3塁
6番 森田 凜(右) 中安タイムリー、東京学館0-5国学院栃木
<コメント>
ノーアウト2,3塁での投手交代により、根本 匠の良さが引き出される前に、国学院栃木の中心打者(4番 最上 太陽・5番 関 凜斗)に叩きのめされた。
5回の主軸打者によるエラー<失策: 粟飯原 龍之介(5回) >を起点とした失点も重い。
6回表 東京学館
先頭打者が四球で出塁したが、後続が凡退。
6回裏 国学院栃木
8番 伊東 大志(捕) 四球
初球、ボールワンバウンド
主武器ツーシームが見極められている、のではないか。
9番 加藤 染(投) 送りバント、1アウト2塁
良い攻撃だ。伝統に裏打ちされた試合巧者の味わいがある。
2番 樋口 慧汰(一) ストレートの四球
3番 佐鳥 雄翔(左) 一ゴ
7球を費やす。ぎりぎりで凌いだ。
<追記>ダイジェストを映像で観ました。修正があります。
7回表 東京学館
実質的な東京学館の好打順。この回を抑えられたら、終戦だろう。
7番 平尾 匠(三) 中安 ノーアウト1塁
8番 根本 匠(投) 四球、ここでも3度の一塁牽制
【投手交代】加藤 染→林 尚輝
9番 入山 歩望(捕) 2度の送りバントを試みて、3-2から三安、ノーアウト満塁
1番 粟飯原 龍之介(遊) 遊ゴ 東京学館1-5国学院栃木
1アウト1,3塁
2番 岡田 雅親(左) 二安 <ライトへのポテンヒット>1アウト1,3塁、東京学館2-5国学院栃木
3番 矢原 慶人(二) 初球、岡田盗塁。1アウト2,3塁
三安 1アウト満塁
4番 前田 大晴(右) 右犠 2アウト2,3塁 、東京学館3-5国学院栃木
【投手交代】林 →中川(1年)
驚いた。主戦投手で粘らず、1年生にスイッチ。賭に出たか。
5番 細越 陸 <見事な中安タイムリー> 東京学館5-5国学院栃木
打者アウト(2-4)⇒細かいところだが、この走塁ミスが惜しい。流れを寸断した。
3アウトチェンジ
7回裏 国学院栃木
一死後、
振逃⇒遊ゴ失 1アウト1,3塁
失策: 粟飯原 龍之介(5回) 粟飯原 龍之介(7回)
主軸・粟飯原、2つ目のエラー(リアルタイムで一球速報を見ていたときは遊安とされていた)。東京学館は、引き寄せた流れを自ら手放したことが分かる。
7番 海老原 大介(中)<ディレードスチール。一塁走者が飛び出し、二塁封殺されるが、その間に三塁走者生還>東京学館5-6国学院栃木
一球速報では、「左犠」となっているが、ダイジェストを優先した
流れが大きく東京学館に傾くと思われたが、敵失に乗じて無安打での追加点(勝ち越し)は大きい。
8回表 東京学館
二死後、
8番 根本 匠(投) 中安
中川 眞乃介、打者5人に24球。
8回裏 国学院栃木
8番 伊東 大志(捕) 三バント安 ノーアウト1塁、揺さぶりが感じられる。
9番 中川 眞乃介(投) 捕併⇒送りバント失敗
1番 平井 悠馬(三) 左安
2番 樋口 慧汰(一) 三振
9回表 東京学館
1番 粟飯原 龍之介(遊) 初球⇒死球
2番 岡田 雅親(左)
初球、1塁走者盗塁死(2-4) 走者は俊足の粟飯原。完全に読まれていた、のではないか。この采配も勝敗を分けた。確かに、一気に制球の定まらない相手投手を揺さぶれたが。。。じっくり腰を据えた采配の方が、「確率」が高かったのでないか。
3-0と制球が乱れている。
3-1から 二ゴ
3番 矢原 慶人(二) 左飛、ゲームセット
大会を控えた、両監督のコメントがある記事を振り返る。
国学院栃木・柄目監督「粘り強く」関東大会4強へ
10/17(土) 17:08配信
秋の栃木県大会で3年ぶりの優勝を果たした国学院栃木の柄目直人監督(38)が、来春センバツ出場校の選考資料となる関東大会へ意気込みを語った。
今年のチームを「我慢ができる」と評する柄目監督。「コロナの影響で練習できる期間が短かった。長い間我慢を強いられてきた。そのおかげで、ピンチになっても動じず、粘り強い」と未曽有の事態も前向きに捉え、新しい強みを手にした。
自粛期間の影響で授業がずれ込み、夏休みは8月中旬のわずか1週間だった。柄目監督は「積み上げがない。その不安を消し去ることには気を付けました」。県大会で勝利を重ねるごとに不安が自信に変わり、短い期間でチームは大きく成長した。
県大会では接戦をものにして勝ち進んできた。3回戦までは全て2点差以内。同監督は「むしろこっちから接戦にしようと言ってます。(3回戦で延長戦の末勝利した)小山高校との試合では延長にしようと言ったら本当に延長にした。それでもずっと負けてないのが強み」と、負けない粘り強さを誇った。
関東大会初戦は千葉2位で初出場の東京学館。既に相手の映像はチェック済みで「投手が良い。そんなにたくさん安打が打てるわけではないと思うので、足も絡めて攻撃していきたい」と力を込めた。
新チーム結成時に決めた目標は「県制覇と関東4強」だ。県制覇は果たした。もう1つの目標である関東大会4強に進出し、3年ぶりのセンバツ出場を狙う。【小早川宗一郎】
>足も絡めて攻撃していきたい
準決勝・専大松戸戦では、序盤にワンパターンの二盗を4つ決められている。
柄目直人;
高校:国学院栃木(外野手)。高校3年、2000年選抜高等学校野球大会(ベスト4)
大学: 筑波大
国学院栃木 コーチ(2005-2008)
国学院栃木監督(2009-現在)2018年選抜高等学校野球大会(3回戦)
國學院栃木甲子園出場
夏:1985
春:1987、1997、2000、2018
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>監督 市川 知明
の姿が映し出された。若い。青年監督そのものだ。バックグラウンドについて言及なし。
ようやく、市川監督のバックグラウンドについて情報があった。
劇的進撃、貫く挑戦者魂 東京学館 初の関東大会へ 24日開幕・秋季関東高校野球
10/22(木) 11:59配信
千葉日報オンライン
24日から千葉県で開幕する第73回秋季関東高校野球大会に東京学館が初出場する。同大会で4強に入れば、来春のセンバツ甲子園出場が「有力」となる。過去にはプロ選手も輩出した私立高だが、寮などはない。全員が県内出身者で自宅から通学する。午後7時には完全下校と制限がある中、着実に力を付けてきた。
秋の県大会では、石井弘寿(元ヤクルト)らを擁した1994年の8強が最高成績だった。2014年に当時26歳で就任した国語教諭の市川知明監督の下、今秋は終盤に逆転など劇的に勝ち上がり、準優勝。2回戦以降はいずれも甲子園出場歴がある高校を連破した。
エース根本匠は中学時代は「2、3番手の投手」で、大会3本塁打の粟飯原龍之介も中学では「9番・二塁手」だった。岡田雅親主将は「自分らはどこよりもチャレンジャー。強いチームを倒したいという思いが全員にあるから団結できた」。根本は練習試合で投球回の半数ほどの四死球を連発していたが、緊張感ある大会と負けん気が急成長を促した。
「また新たな歴史をつくりたい」と話す岡田主将
全6試合で先攻を選び計24盗塁、17二塁打と機動力を発揮。さらに午前7時前から自主練習を重ねてきた打撃が躍進を後押しした。準々決勝では同じ第6地区の成田を撃破。市川監督が就任後、成田に勝利したのは初めてという。
準決勝は九回に同点スクイズを決め逆転勝ち。監督は「あそこでやらなければ絶対後悔すると思った。後悔ない采配をしたかった」と振り返る。自身も高校時代、若松で選手として秋準決勝を経験。優勝する二松学舎沼南(現二松学舎大柏)に1-2で惜敗した。「『もっと厳しく攻められれば』と反省した試合で、悔しさが今も残る。あの時を思い出した」と迷わずサインを送った。
関東大会は春秋通じ初出場。同校史上初の県外チームとの公式戦となるが、捕手の入山歩望は「初対戦の相手でも打者の雰囲気とか狙い球を感じるのは得意」と投手陣をリードする。岡田は「挑戦者としてまた歴史をつくりたい」と意気込み、夢の甲子園初出場に向け突き進む。
東京学館は24日の1回戦で国学院栃木と対戦する。
>若松で選手として秋準決勝を経験
この(若松黄金)世代は、夏も準決勝に進出している、
県立若松高等学校 学校創立・創部1976
2004年秋
準々決勝:若松5-3市立柏
準決勝:若松1-2二松学舎沼南
2005年夏
準々決勝:若松5-0秀明八千代
準決勝:若松2-6銚子商業(決勝:銚子商業5-3⑫拓大紅陵)
2005若松…ベスト4
— 千葉県高校野球打順bot (@chiba_dajun_bot) 2023年3月15日
6菊池翔太③.375点1
4下田澄人③.333点0
5式田 諒③.167点2
3肥後亮平③.182点4
9紫藤聡宏②.353点3❶
7實川恵大③.125点0
8和賀一樹③.400点4
2三谷将吾③.333点5
1肥後将通③.091点1
監 田口富一
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<総評>
目に見えない、伝統と経験の差が、如実に出た試合だったのではないだろうか。
選手・監督として甲子園出場経験のある、国学院栃木・柄目監督に一日の長があり、
試合前の準備・采配・選手に対する指示の徹底度が上回っていた、と感じた。
最大のポイントは、
7回表 東京学館、
>【投手交代】林 →中川(1年)
驚いた。主戦投手で粘らず、1年生にスイッチ。賭に出たか。
だろう。
勝負感・度胸もある。
決勝点の取り方も、なんとも言えない味わいがある。「緻密な野球」に通じる物がある。
>一死後、
振逃⇒ 遊ゴ失1アウト1,3塁
7番 海老原 大介(中)<ディレードスチール。一塁走者が飛び出し、二塁封殺されるが、その間に三塁走者生還>東京学館5-6国学院栃木
5回までは、完全な國學院栃木ペース。
中盤まで歯車が狂いながら、7回に一挙に5点を上げた攻撃は見事。
惜しむらくは、主軸の二人(粟飯原・根本)が本来の力を発揮するまでに至らなかったこと。「経験」というペースを加えたことで、更に、今後に期待が持てる。
個人的には、千葉県代表で最も期待していた(わくわくする)チームだった。
一方で國學院栃木のチームカラーに大変好感を持った。
次戦の健大高崎は、好対照なチームカラーを持つ、興味深い対戦となった。
<後記>
リアルタイムで観ていた一球速報とダイジェスト(映像)に大きな齟齬があり、試合内容を見直した(振り返った)。
失策: 粟飯原 龍之介(5回) 粟飯原 龍之介(7回)
盗塁: 岡田 雅親(3回) 升田 樹(4回) 岡田 雅親(7回)
盗塁死: 粟飯原 龍之介(9回)
走塁死: 粟飯原 龍之介(3回) 細越 陸(7回)
本来の力を発揮した岡田に比し、強力な主軸の 粟飯原の歯車が狂いっぱなしだったことがわかる。
個人の不調を云々する気は全くない。
これは、たまたまではなく、相手の長所を潰す、國學院栃木の試合前の準備の成果だったのではないか。
7回の攻撃で、その実力の片鱗を見せたが、本来の実力を発揮するまでに至っていない。闘志溢れる監督も含め、この経験を次に活かしてもらいたい。
<後記2>やはりという記事があった。
国学院栃木 初の「シフト」奏功!3年ぶりセンバツ当確へあと1勝
10/25(日) 5:30配信
第73回秋季高校野球関東大会は24日、ZOZOマリンなどで開幕し、1回戦3試合が行われた。国学院栃木(栃木1位)は初出場の東京学館(千葉2位)に6―5で競り勝ち、18年以来3年ぶりのセンバツ出場当確へ、あと1勝とした。
国学院栃木は「粟飯原シフト」で試合の流れをつかんだ。千葉県大会で3本塁打を放った東京学館の1番・粟飯原(あいばら)対策として、遊撃手が二塁ベース付近を守るなど、野手が極端に一塁側へ寄るシフトを敷いた。
左の強打者への対策を柄目(つかのめ)直人監督は「シフトは初めて。守備でも受けじゃなく攻めようと」と狙いを説明。初回無死、通常なら右中間を破るような打球が中堅手への平凡な飛球になるなど、功を奏し接戦を制した。
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<他試合の結果>
日本航空(山梨) 1 - 6 健大高崎(群馬)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 H E
日本航空 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 8 0
健大高崎 0 0 2 2 0 0 0 2 X 6 12 0
前橋商(群馬) 0 - 9 常総学院(茨城)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 H E
前橋商 0 0 0 0 0 0 0 0 5 3
常総学院 4 0 0 1 0 4 X 9 9 1
<コメント>
集中打が際立つゲームだったようだ。
『勢い』というプラスαを加えた常総学院を迎え撃つ、スーパーシードの木更津総合。現在の千葉県で頭一つ抜けた試合巧者・木更津総合がどう迎え撃つか。