迷い無く、中継の無い第6地区決勝を選択した。
昨年11月に開催された東部地区大会準決勝の再戦となる。
そのゲームは、両チームともベストメンバーで臨み、勝ちを意識した「真剣勝負」だった。その試合で悔しい結果だった(怪我による影響含む)選手の思いもこもった好ゲームとなった。
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千葉黎明
打順 位置 選手名 背番号
1 中 江川岳 8
2 三 伊東凌功 5
3 遊 佐久間康祐 6
4 投 千葉汐凱 1
5 左 下新井田直也 7
6 一 小原海渡 3
7 右 佐藤碧海 15
8 捕 向後陽太 2
9 二 二出川翼 14
銚子商
打順 位置 選手名 背番号
1 捕 加瀬泰雅 2
2 二 関根駿 4
3 右 加瀬悠太 9
4 遊 常世田翔太 6
5 一 山口弘汰 3
6 左 向後翔 10
7 三 久我陸人 5
8 投 宮内陸 1
9 中 鈴木翔 7
銚子商業先発は、連投の宮内陸。
勝つために、『妥当』な判断だ。
周囲(打線)のより一層の奮起が求められる。
昨日午後の試合で、成田との激戦を終えた翌朝。
消耗もあり、万全の千葉黎明優位な状況だ。
力投型の宮内陸だが、理想的には「打たせて取る」モデルチェンジがベター。
しかし、そういうタイプでは無い。
1回表<千葉黎明>
四球⇒送りバント⇒四球
4番 千葉汐凱 3-0
ボール先行で苦しい立ち上がり。左飛
5番下新井田直也。昨秋の東部地区大会での対戦でも最も当たっていた。
三ゴ。辛うじて凌いだ印象。
1回裏<銚子商業>
一死後、関根が右安。前回での対戦では「全くタイミングが合っていなかった」。
修正力が素晴らしい。
投併。
2回表<千葉黎明>
画面を見ていて気がついたのは、早いカウントから打ってこない。
したたかだ。采配によるものだろう
先頭打者四球。早くも3つ目。
送りバント。徹底している。
8番 向後陽太3-2、三振。球数34球。
9番 二出川翼、右安タイムリー。千葉黎明1-0銚子商業
球数37球。
2回裏<銚子商業>
4番常世田翔太、右安。前日に続き、「牽引」している。
5番山口弘汰、二併殺打。強攻策だったのか?
6番向後翔、左飛
3回表<千葉黎明>
2番伊東凌功、二ゴ
3番佐久間康祐、遊ゴ失⇒盗塁死
4番千葉汐凱 左飛
3回裏<銚子商業>
一死後、添田泰地(打)、三振。
宮内陸交代。妥当だと思う。澤田洋一監督の采配に、良い意味での変化を感じる。
4回表<千葉黎明>【投手交代】添田泰地→宮内啓輔
啓輔に命運が託された。
5番下新井田直也、3-2から中飛
6番小原海渡、中飛
7番佐藤碧海、中飛
4回裏<銚子商業>
1番から。2巡目。
早撃ちが目立つ。千葉投球数30。
5回表<千葉黎明>
8番向後陽太、左飛
9番二出川翼、3-2⇒四球
1番江川岳、二ゴ⇒セカンドフォースアウト
江川二盗に成功。
伊東凌功、四球。二死1.2塁
伊東凌功、中飛
5回裏<銚子商業>
4番常世田翔太、投ゴ
5番山口弘汰、左飛
6番向後翔、三振
千葉汐凱:併殺2つのため、打者数は「パーフェクト」の15人。スイスイと気持ちよく投げている。銚子商業は、2塁にランナーを背負わせることが必須。その事が「変化」を生むかがポイントになりそうだ。
6回表<千葉黎明>
4番千葉汐凱、三振
5番下新井田直也、三安
6番小原海渡、三振
7番佐藤碧海、左飛
6回裏<銚子商業>
7番久我陸人、三振
8番宮内啓輔、遊撃ゴロ
9番鈴木翔、中飛
球数57球。ストライク先行。
7回表<千葉黎明>
8番向後陽太、三振
9番二出川翼、三振
1番江川岳、バント安打。やはり「曲者」だ。
2 番 伊東凌功、初球バントファウル。
采配ではなく、個々の選手のセンスだろう。
ファウルで粘られる。
⇒牽制死。銚子商業の復活に向けた「覚醒」も感じられる。
7回裏<銚子商業>
1 捕 加瀬泰雅 、中飛
2 二 関根駿 、左飛
3 右 加瀬悠太 、三ゴ
千葉:投球数:71
8回表<千葉黎明>
2番伊東凌功、一ゴ
3番佐久間康祐、3-0から三ゴ。踏ん張っている。
4番千葉汐凱、三ゴ
8回裏<銚子商業>
勝負のイニングになりそうだ。啓輔の好投に報いられるか。
4 遊 常世田翔太 、中二。素晴らしい。
5 一 山口弘汰 、初球、中安タイムリー。千葉黎明1-1銚子商業
6 左 向後翔、送りバント。好采配続く。
7 三 久我陸人 、初球バントファウル。揺さぶっている。
中安。一死1.3塁。
8番啓輔、投併殺。
予感がしたが。。。
千葉が踏ん張った。
9回表<千葉黎明>
5番下新井田直也、中3。「勝負の綾」を感じさせる。
6番小原海渡、3-0⇒3-2、三ゴ
7番佐藤碧海、スクイズもある。⇒捕安。千葉黎明2-1銚子商業
8 捕 向後陽太 、左2。一死2.3塁。
9 二 二出川翼 、遊飛
1番江川岳、遊飛
啓輔、粘投。
9回裏<銚子商業>
9番鈴木翔、中飛
1番加瀬泰雅、二ゴ
2番関根駿、四球。【代走】関根駿→鎌形友也
3 右 加瀬悠太 、中飛。<ゲームセット>
■大谷津 第1試合
千葉黎明 010 000 001 計2 H6 E0
銚子商業 000 000 010 計1 H5 E1
千葉汐凱:投球数95、被安打5、四球1、三振4、自責点:1
銚子商業が早いカウントから積極的に打ちにいった事もあるが、三振を狙わず打たせて取るピッチングに徹したことが窺える。
銚子商業視点では、昨秋怪我で出場できなかったとされる「大型右腕」宮内啓輔の好投(粘投)に敬意を表する。本日のMVPだろう。
コロナ禍の「過剰自粛」で伸びしろは難しいと考えていたが、それを上回る選手の気持ちが滲み出ていた、と感じる。
勝ち抜いて「打倒習志野」を果たすと主将・加瀬泰雅がインタビューで語っていたが、
それを目指していたことが伝わってきた。
ここぞという場面で、打線を牽引した常世田も素晴らしい。彼が鼓舞していた。
澤田洋一監督の采配も光った。よく言えば「固い」采配に終始していたが、「臨機応変」に積極策を取り入れ、試合を動かす場面が随所に見られた。
噂では、スカウティングにも力を入れ、有望な一年生が集結していると聞く。
昨年のチームも秋・春とベスト4に進み、低迷期打破の貢献大だったが、今年のチームには感動させてもらった(観戦できず極めて残念だった)。
県下でベスト8以上の実力校成田・千葉黎明と互角の勝負を演じた実績は称賛に値する。このチームが、後を引き継ぐ後輩に与えたインパクトは大きい。
『復活』に向けた大きな一歩を踏み出したと確信する。
千葉黎明には、銚子商業の思いを受け継ぎ、頂点を目指してもらいたい。
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驚いた。
船橋市民
第1試合 (試合終了)
地区T決勝(コールド) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R |
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市立船橋 | 1 | 6 | 2 | 3 | 0 | 12 | ||||
習志野 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 2 |
山内 翔太:3回、79球、被安打12、三振2、死球1、自責点9
堀井 遥斗:2回、32球、被安打5、三振0、自責点3
<コメント>
目を疑った。
スコアを観たとき、2年生投手の調整登板で傷口を拡げた、のかと思った。
8月10日、千葉県独自大会ブロック決勝戦。昨夏甲子園出場で、2019年千葉県の公式戦無敗の習志野が5回コールド負けを喫した。
習志野は満を持してエース・山内 翔太が登板したものの、ここまで好投手を数々攻略している市立船橋打線につかまり、3回まで被安打12、9失点を喫し、この回限りで降板。習志野は3回裏に1点を返すが、4回表、習志野の2番手・堀井 遥斗も勢いを止めることができず、3失点。12対1と11点差をつけられる。その裏、習志野は1年生の栗原 政悟の適時打で1点を返したが、反撃はここまで。
習志野は5回コールド負けで、決勝トーナメント進出はついえた。夏のコールド負けは2012年の柏日体戦以来となった。
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>習志野は満を持してエース・山内 翔太が登板した
この選手起用で、この結果は致し方ないだろう。
甲子園を沸かせた主力打者も沈黙している。
何かしら不測の事態が起きていたのか、市立船橋の実力なのか不明だが、様々な要素が複雑に絡み合い、サプライズが起こる、高校野球の怖さを実感する。
習志野が夏大会二桁失点は2004年準決勝八千代松陰戦(12×10)以来16年ぶり。ただこれまでの最高失点は10失点で12失点して負けたのは史上初。記録づくしの日となった。 https://t.co/rMnp2HT1v1
— こう野球情報垢 (@bb_yk_info) 2020年8月10日
>2004年準決勝八千代松陰戦(12×10)以来16年ぶり
この乱打戦には、習志野が勝利している。
これ程の大敗は、記憶に無い。
「絶頂期」からの底が深いのは世の常だ。
反って、切り替えが早くなるのではないか。
現3年生は、常軌を逸した造られたプレッシャーをはねのけた、強靱な精神力を持ち合わせた選手達。次のステージでも頑張ってください。
期待している。
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【夏の高校野球千葉大会】
決勝結果
第1地区
千葉明徳 6-5 千葉経大附
第2地区
市立船橋 12-2 習志野
第3地区
専修大松戸 3-0 千葉商大付
第4地区
日体大柏 4-3 西武台千葉
第6地区
千葉黎明 2-1 銚子商業
第7地区
千葉学芸 24-0 一宮商業
第8地区
木更津総合 4-0 志学館
<追記>17:50-
中央学院 0 1 0 4 0 0 0 0 0 2 3 = 10
八千代松陰 0 0 0 1 0 2 0 0 2 2 4X = 11
中央学院が、5-1でリードしている場面まで視聴していた。
驚いた。